群馬県高崎市で屋根の修理として和形瓦の棟瓦取り直し工事をしました
群馬県高崎市新町で築37年、和形瓦が葺いてある和風造りなお家の棟瓦取り直し工事をする現場です。瓦屋根の修理としては定番ですね!
瓦屋根の修理・メンテナンスには「瓦の差し替え」「瓦の葺き戻し」「棟瓦の取り直し」「漆喰の詰め直し」等が挙げられます。
まずは既存の棟瓦を撤去していくのですが、熨斗(のし)が何段にも積まれており、さらにm数がかなり長いため、クレーン車を使い土のう袋を屋根上まで吊り上げてガラをすぐ降ろせるように段取りしておきます。
太陽光パネルに注意しながら作業を始めます。
上の丸瓦から取り~熨斗を取り~漆喰を取り~葺き土を取り~と棟部分に何も残っていない状態にします。
周りを綺麗に掃いたら、既存には付いていなかった棟金具を垂木に取り付けます。色んな種類がありますが今回は強力棟金具という物を設置します。これを付ける事によって棟全体の強度が以前より遥かに増します。3.11の震災にによる棟の崩れのほとんどに棟金具が入っていませんでした。
そこに野縁という木材を通し強力棟金具と固定します。
漆喰を塗り野縁の上っ面まで包み込むようにします。昔はここで粘土や廃材を入れ嵩増ししていた事もあるようですが、今は漆喰のみで仕上げることがほとんどです。
今回は白色の漆喰を使用しましたが黒を希望される方が多いです。なぜかというと黒の方が値段が安いですし白を使っても時間と共に段々、黒ずんでしまうからです。
最後に7寸丸瓦を積み野縁に釘留めしたら完成になります。注意として棟芯をしっかり出さないと最後の最後に棟瓦がズレてやり直しとなってしまいます。1工程1工程、丁寧にかつ早くこなしてこそプロです。
これで瓦屋根の修理、棟の取り直し工事は完了です!
瓦のメンテナンス方法や修理方法をもっと知りたい方はこちらもご参考に!⇒【漆喰工事の施工事例】
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