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群馬県藤岡市で外装工事を行います。北面と内部は塗装で、東・西・南面はカバー工法と施工内容を分けて工事するという特殊な現場です。
塗装にしろカバー工法にしろ、足場がないと作業できないので、着工日には足場の仮設を行い、飛散防止ネットを張ります。
エントランスや吹き抜け天井も塗装するので、内部足場も組み立て手が届くようにします。
次の日に塗装面は高圧洗浄をし、先に下地処理をしておきます。錆びてるところや素地の状態が悪いところはケレンしたりヤスリをかけておき、表面に小さな傷を付けることで塗料が食い込んでいき、密着性を良くします。
ケレン後、鉄部には錆び止め塗料を下塗りとして塗っていきます。
錆び止め塗装後、上塗りして色付けをしていきます。鉄柱は周りの色と合わせて白(N-90)で仕上げます。
それと並行して外壁の下塗りも進めます。サイディングボードが使用されているアパートなので、サイディングボード用の改修下塗り材「パーフェクトサーフ」を使いました。カブリが良くクラックへの追従性も高いため、サイディングボードには適正な下塗り材となってます。
雨樋も外壁に合わせて白で塗装しています。雨樋には「セラMレタン」という塗料を2回塗りで仕上げます。ツヤが出てピカピカになります。
こちらの写真は軒天井を塗装しているところですが、まず配線などがある場合は、それに沿って細かなとこを刷毛で塗っておきます。
そうすることで、その後のローラー作業がしやすくなります。軒天井には白系の色を使うことが多いですが、この現場もセラマイルドのN-90という色を使いました。白は白なんですが本当の真っ白ではなく、微量に黒が混ざっており地が透けないようになってます。
軒天井と外壁の下塗りが終わるとこのような状態になります。住人さんもいらっしゃるので、通路には足元が滑らないようにノンスリップシートを敷いています。
次に外壁の中塗りを行います。ここから色を付けてく訳ですが、同時に塗膜の厚みも確保していきます。下塗りも白で中塗りも白系なので色の変化はそこまでないですが、艶の感じとぱっと見の薄さがなくなってきます。
階段などの塗れる物は全部塗っていきます。鉄部は年数が経つとだんだん錆びてくるので、下塗りに錆び止めを入れてあげます。
裏側まで丁寧に塗装し、どの角度から見てもピカピカに仕上げます。
外壁の中塗りと階段の塗装が終わるとこのようになります。綺麗にはもちろんなってるのですが、雰囲気もガラッと変わりどんどんお洒落になっていってます。
次に外壁の上塗りです。中塗りと上塗りで使用してる塗料は日本ペイントの【ファインSi】です。2液形で弱溶剤(ターペン可溶)のシリコン系塗料となってます。ファインSiの特徴として、・高耐久 ・弾性適性 ・防藻 ・防カビ ・低汚染 ・透湿性 ・防錆性と、沢山の良い成分があります。既存の外壁材に合った適正塗料で下塗りを行い、中塗り&上塗りと合計3回きちんと塗ることで艶のある美しいピカピカな外壁に仕上げることができ、防水効果を抜群に発揮してくれます。
せっかくなので玄関ドアなども一緒に塗装しています。
カバー工法面にも細かい塗り物がいくつかありますので、そちらも塗っていきます。これはサッシ廻りの木枠を塗っているところですね。塗り物が小さく面積も狭いため、こういった物に対してはローラーではなく刷毛を使って塗装します。
こんな外配線も塗っちゃいます。塗装とカバー工法をすることにより外装のほとんどが綺麗になってしまうため、手を付けていないところが逆に目立ってしまう状態になるので、このような一見塗らなくても良い物もついでに塗装してあげることで、より一層綺麗なアパートに仕上げることができます。
カバー工法についてですが、写真を紛失してしまったため文字だけで軽く説明したいと思います。カバー工法というのは良く屋根に対して用いる施工方法ですが、実は外壁に対しても施工可能なのです。既存の壁を剥がさず新しい外壁材を上張りするのがカバー工法です。既存外壁の撤去・処分費等がかからないのでお得感がありますが、建物にかかる負担が増えるというデメリットがあります。ただ、金属サイディングという、いわゆるガルバリウム鋼板を使用したので、通常の窯業系サイディングボードなどに比べてかなりの軽量化ができています。耐久年数も長くメンテナンスもそこまで必要ないので、一度張ってしまえばそれより先は安心して過ごすことができます。
最後にベランダから水が漏れていたので防水工事をして終了となります。まずベニヤ板を隙間のないようカットし敷き詰めます。
そこへプライマーを塗り密着性を上げます。
そして、ガラス繊維のマットを敷きMYルーファーという水系アクリルゴム難燃塗膜防水材を塗ります。
屋根などに使われることが多いですが、今回のようにベランダに使うこともできます。
MYルーファーを塗ったあとにトップコートで仕上げます。防水というと塩ビシートやウレタン樹脂のイメージが強いかと思いますが、このような塗り防水も適材適所で行います。
これにて全工程が終了しました。こちらが施工前のアパートの様子ですが、工事後は・・・
こんなに綺麗になりました。良く見るとリフォームしたのが分かりますが、ぱっと見ではまるで新築のようです。カバー工法で壁材の色分けをし、凄くオシャレに生まれ変わることができました。
工事のきっかけ
当社が業者であり、提案内容が良かったため選んでいただきました。