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下葺き材(防水紙)が劣化してしまっていて雨漏りの原因となってしまっています。
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新たに防水紙を下葺きし、瓦を葺き戻しました。
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群馬県高崎市で和瓦の雨漏り工事のため、修繕・補修工事を行いましたのでご紹介します。
瓦は100年もつと言われていますが、瓦の下の防水紙はそうはいきません。瓦屋根でも定期的なメンテナンスをオススメします!
これって雨漏りの合図?⇒【雨漏りの原因はさまざま…だからこそ早めの対策が必要です】
こちらの写真は現地調査へ伺わさせていただいた時のものです。
屋根材は和瓦の青緑瓦です。
雨漏りが発生してしまっている面の既存の瓦を剥がしてみると下葺き材が劣化しており穴が開いてしまっていました。和瓦に限らず粘土瓦全般に言えることですが瓦には水抜きするためにすき間があいています。
もちろんなるべく雨水が差さないように水返しなどがついていますが100%雨水の侵入を防ぐのは瓦の形状上無理です。
その時に下葺き材がしっかりしていれば雨漏りは発生しませんが、このように劣化してしまっていると雨漏りしてしまいます。平板瓦などは千鳥葺きで水返しの下に平瓦の芯がくるのでほぼほぼ雨水が差さないようになっています。
今回お見積りを作成し、雨漏り工事として修繕・補修工事でのご依頼をいただきました。
工事名は「瓦の葺き戻し工事」となります。
まずは既存の瓦を広範囲に剥いでいきましょう。手で拾える範囲のゴミは撤去していきます。
昔の瓦は精度が悪いので瓦をひっかける部分に屋根土を入れ調整しながら葺く事が多かったため大きめの土の塊が出ます。
瓦を剥いだら既存の桟木を撤去します。桟木は劣化しているためボロッと取れたり、折れたりしました。
桟木の撤去ができたら下葺きをする前に土埃を撤去・清掃します。ほうきで掃くだけで下葺き材(防水紙)がペラペラと取れてしまいます。防水紙は雨漏りを抑える最大の要なので、これだけ劣化してしまっていると雨漏りしてしまってもしょうがないでしょう。
下葺き材はタジマのリブルーフというゴムアスファルトルーフィングを使用してタッカーでピン留めします。
桟木を設置するのに瓦足で桟木の墨を出します。
桟木の設置となります。桟木は防腐処理の製品を使用していますので、前回のモノより耐久性が上がります。
桟木の固定には垂木という躯体に50mmのスクリュー釘で固定しました。下葺きがしてあっても玄翁(げんのう※ハンマーみたいなもの)で叩けば垂木がどこにあるかわかります。
桟木の設置ができたら瓦を葺き戻します。瓦の精度が悪く納まりが悪いのでサンダーで詰めながら戻していきます。
一枚一枚瓦を調整しながら葺き戻していきます。葺き戻しは既存の瓦を使用しますので、割らないように注意します。
きれいに納まっているのでどこを剥がして屋根修繕したかわからないですね。調整せずに葺き戻していたら瓦に浮きが出てしまっていた事でしょう。
これで今回の雨漏り工事(瓦の葺き戻し)は完了です。
雨漏りでお困りの方はこちらの施工事例をご参考ください!⇒【雨漏り修繕/施工事例】
株式会社浦部住総は雨漏り工事のスペシャリストですので、お悩み事・お困り事がありましたら「無料でお問い合わせください」までお気軽にお問い合わせください!
工事のきっかけ
雨漏りしてしまっているとのことでお問い合わせをいただきました。