「棟板金が浮いてると言われたので見て欲しい」藤岡市内へ屋根の現調に行きました
昨日、築13年の群馬県藤岡市にあるお宅へ屋根の現場調査に伺いました。
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■棟板金が浮いている?ってどんな状態?
ご相談内容は、近くで工事をしていた土建屋さんに「屋根の板金が浮いてるよ」と言われ一度見に来て欲しいとのことでした。浮いた棟板金を放置していると、風災で飛んで二次災害になる恐れがありますのですぐ確認にいきます!
あいにくの台風で大雨が降っていましたので、普段ならハシゴで屋根に上って調査をするのですが、危険なので高所作業車で現地へと向かいました。
一見、何ともないコロニアル葺きの屋根ですが、よ~く見ると所々確かに棟板金が少し浮いてるところがありました。
3方向に向けられた板金が交わる三又の部分はコーキングが切れてしまい、台風時の強風ではバタバタと浮いてしまう恐れがあるでしょう。
おそらく、他の棟板金のジョイント内側のコーキングも少し甘い(量が少ない、不十分)といった感じがしました。
棟板金が浮いてしまう原因として良く言われるのは、こうした釘の浮きや抜けですが、釘が打ってある部分にしっかりコーキング処理がしてあったので、おそらくコーキング自体の密着不良、もしくは板金下地の木材かなにかがきちんと固定されていない事にあると考えました。経年劣化のわりには症状が重いので、そう判断しました。
■棟板金の修理方法
なので、いくらこの棟板金を釘で固定しようが、棟板金を留める中の下地が緩んでいれば全く意味を成さないです。もし修理するのであれば下地から交換する棟板金取り直し工事か、建物も13年経ってますから塗装やカバー工法を行う際に一緒に棟もやってあげる事をオススメしました。
今回これで応急処置として釘を打ち直しても、正直そこにかける費用がもったいないと思いますので、少し検討し直し次回メンテナンスをする際に頼んでいただく事となりました。
「棟板金が浮いている」というご相談は良く問い合わせがありますので、もしかしたら自分の家も浮いているかな?と思いましたら、お気軽に株式会社浦部住総にご連絡ください!⇒【無料でお問い合わせ】