高崎市吉井町でコロニアル材からガルバリウム鋼板へカバー工法施工。仕上げ。
ガルバリウム鋼板の平葺き作業です。今回は横葺きです。ガルバリウム鋼板は従来の亜鉛メッキ鋼版にアルミニウムを55%加えて出来たアルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。アルミニウムを55%加えたことで従来の亜鉛メッキ鋼板と比べて3~6倍錆びにくくなり長寿命になったものです。まずガルバリウム鋼板を葺く前に軒先に唐草板金というガルバリウム鋼板を咬ませるための板金を付けます。唐草板金にガルバリウム鋼板の下端を咬ませてビスで固定します。この時にちゃんと咬ませないと風災で外れてしまう事があるので咬ませたら上に引いてちゃんと目一杯咬ませてビス留めします。縦の通りを千鳥配置にしていきます。縦の線から線が2尺なので1尺ずらしてあげるとキレイな千鳥になります。
ガルバリウム鋼板の平葺きが終わったら棟包み板金を固定するための下地になる貫板を固定します。使用する貫板は厚さ5分(15mm)幅3寸(90mm)のものを使用します。貫板は65mmのビスで固定します。隅木に固定するのに隅棟の芯寄りに打つと隅木に固定されますね。しかし芯寄りに打ちすぎると外側が浮いてしまうのでほどよいところにうって固定します。ガルバリウム鋼板は段ができるため貫板とガルバリウム鋼板の間に隙間ができるのでコーキングで防水処理をします。
棟包み板金を被せていきます。隅棟の棟包み板金と大棟の棟包み板金が絡む三又部分はコーキングで防水処理をします。雪止め金具は後付け用を使用して工事完了です。キレイに仕上がりました。