下仁田町の矩勾配屋根の葺き替え工事。ディプロマット。
一段目は唐草板金に咬ませます。唐草板金は主に板金屋根の時に使用する軒先に設置する板金です。矩勾配なので引っ張りながら留めないとズルっと落ちてしまい唐草板金から外れてしまうので気をつけながら施工します。使用する屋根材はディプロマットスターで色はカフェです。ディプロマットはジンカリウム鋼板の上に石粒をコーティングした屋根材になります。あまり新築では使用されていない屋根材ですがカバー工法で葺き替えるにはもってこいな屋根材です。
真物の平葺きが終わった状態です。棟まで150mmぐらい足りていないのでこのままだと棟が被りません。なので本体をカットして果てを入れます。板金鋏でカットすると大変なので板金用の刃が付いている丸鋸でカットします。丸鋸でカットすると切粉が出るので屋根の上では錆が発生してしまうので切れません。地上作業で切粉が飛散しないように養生してカットします。切粉が目に刺さると失明の恐れがあるので保護メガネを使用しないといけませんね。
カットした本体を入れて片面終了です。やっと半分ですね。
もう半面を同じように塞いで平葺き完了です。もともとディプロマットはカルフォルニア州出身の屋根材なのでとても洋風でオシャレに見えますね。