太田市でディプロマットへカバー。板金設置、平葺き。
葺き下がり部分のケラバ水切りの取り付けです。ここだけで重箱が三つあります。ケラバ水切りを付けていくと軒先の唐草板金とぶつかりますね。唐草板金と面で線を引きケラバ水切り板金を加工して蓋を作ります。ディプロがケラバに差せるようにカットして水返しを作ります。
棟違い部分は屋根から破風までの高さがないのでディプロマットを一段葺いてから雨押え兼用水切り板金を破風に付けます。ディプロマットの一段目に雨押え兼用水切りを出すことで雨水がルーフィングに浸入せずに水切りを通って一段目に出るように水の流れを作ることで野地を雨水から守れるんです。
一段目の平葺きは唐草板金に咬んでいることを確認して留めます。唐草板金にちゃんと咬んでいないとディプロマットは一枚の重量がないので台風や強風などの風災で飛んでしまいますので要注意です。
二段目以降はディプロの本体のあざ折りの水返し部分にしっかり咬ませて葺いていきます。板金の屋根材は咬ませで強度を出すので咬ませが甘いと風災の被害に合ってしまいます。せっかく葺き替えるのにそれでは意味がありませんよね。
ディプロの真物で上がっていくと果てになりカットしたディプロを入れなくてはいけません。なかなか真物でピッタリというのはないですからね。
屋根をディプロで塞いで平葺き作業完了です。とても洋風な印象を受けますね。