太田市へ塗装できない屋根材コロニアルNEOの現場調査に行きました
はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、最前線でご活躍されております医療従事者の方々に心から感謝申し上げます。一日も早く、皆様が日常を取り戻せますよう心からお祈り申し上げます。
■コロニアルNEOとは?
群馬県太田市へ現場調査に行ってきました。なんだか最近、太田市からのご依頼が多い気が。そんなことはさておき、今回は外壁塗装と屋根塗装の見積りで伺ったので、早速ハシゴを使って屋根に上ってみると、うん、ぱっと見は普通のコロニアルです。
しかしこの屋根材、ただのコロニアルではないのです。こちらのお宅が築15年ぐらいに対し、痛み具合も年数なりに見えますが、実はコロニアルNEOという少し問題のあるスレート屋根なのです。
コロニアルネオと検索すれば、その意味がすぐ分かるかと思いますが、簡単に言うと塗装できない屋根なのです。
正確には、塗装しても意味がない・効果が期待できないが正解ですが。他にも似たような屋根材でアーバニーやパミール、ザルフグラッサなどがあります。コロニアルNEOはその中でもまだマシな屋根材なので、知らずに塗装してしまう業者も多いことでしょう。
劣化の主な症状は、
1.無数のクラックが発生している(ランダムに方向性も無く)
2.大きな欠けが発生している(欠けて落ちてしまっている)
3.色褪せ・変色が一枚ごとに起きている(コロニアルNEOすべてというわけではないが、報告が上がっている)
このような症状が発生してしまいます。
なので「なぜ塗装しても意味がないか」と言うと、コロニアルNEOにはアスベストが含まれておらず劣化が早いため、塗装をしてもすぐに屋根材自体が劣化し、無駄な工事になってしまうことから塗装ができないとされています。
ただ、今回のように物件によってはそこまで劣化していなく塗装できる状態のこともありますので、今の屋根の状態に合ったメンテナンスをするようにしてください。