太田市で瓦屋根の漆喰が気になるという事で屋根に上がり現場調査
瓦屋根に使われている漆喰の劣化が気になると、お問い合わせいただき太田市のお宅へ現場調査でお伺いしました。
弊社では、屋根の現場調査の際には必ずハシゴを持っていき屋根の上に上がり調査するようにしています。
特に漆喰となれば、間近で見ないと気付かない事が多いので極力上るようにします。
(※屋根が高すぎてハシゴが届かなかったり、屋根が急勾配過ぎて上れなかったり、ハシゴを掛ける場所が無い場合を除く)
お客さんが特に気にしていたのは下屋の壁絡みの所です。
下屋なので、下から見た時に見えたのかもしれません。
瓦屋根には、瓦と瓦の接合に漆喰という材料が使われていて、漆喰は経年劣化と共に剥がれてくる事があります。
漆喰が剥がれて隙間が空いてくると、瓦同士の密着性が弱まり瓦の歪みやズレに繋がる事があります。
下屋はまだ可能性が低いですが、上屋となれば必ず棟が絡んでくるので大変危険です。
棟が歪み瓦が落っこちて偶然ぶつかってしまう事もあり得なくはないので、漆喰は定期的にメンテナンスしてください。
漆喰工事のやり方には大きく分けて3種類あります。
一つは、ただこの上に上塗りするやり方ですが、上塗りだけではあんまり効果がないので基本はやりません。
次に、詰め直しです。
既存の漆喰を剥がし、新しく詰め直すというやり方です。
漆喰のみの劣化ならこれで良いかもしれません。
最後は棟の取り直し工事です。
棟自体を一旦解体し、最初から積み直すやり方です。
これが一番強度が増して安心ですが、工事費用もこの3種類の中では一番高くなるので要相談ですね。
色んな施工方法があり材料も様々なので、その都度その都度に合った最適な提案をしたいと思います。