前橋市でトタン屋根を撤去して野地板とルーフィングを張りました
前橋市で葺き替え工事を行う現場での、既存トタン屋根を撤去して野地板とルーフィングを張るまでの施工についてご紹介します。こちらは上屋根ではなく下屋根で、トタン屋根とは金属屋根材の一種でもあり、正式名称は亜鉛メッキ鋼板と言います。トタン屋根は日本瓦に比べると約1/100の重さでとても軽いため耐震性が高く、雪にも強いですし、つなぎ目がないので雨漏りにも強いです。緩勾配への対応ができるのも特徴としてあります。
トタン屋根を剥がし撤去するとこのような状態になります。黒いのが既存のルーフィングで、黄色い部分はルーフィングが剥がれて見えてしまっている既存の野地板です。状態によって左右されますが、今回はそんなに状態が良くなかったので野地板からの上張りになります。状態がそこまで悪くなければルーフィングからの上張りで済むので野地板代がかからず済みます。
そもそも乗っかっているところへ、更に上から張っていくので屋根にかかる重さは当然ですが増えます。屋根は地震の事などを考えると極力、軽い方が良いので厚さ12㎜の野地板を使用しました。
隙間なく前面に張り終えたら、野地板の上にルーフィングを張っていきます。野地板はこのルーフィングの為の下地にもなっていて、ルーフィングとは防水シートの事を言います。ルーフィングが無ければどんな屋根材を使っても雨漏りは防げないでしょう。ルーフィングの施工を下葺きと呼びますので、見積りなどに下葺きとあったら防水シートを張るんだな！と、思って下さい。
