瓦屋根が雨漏りを起こす様々な原因
瓦屋根が雨漏りを起こす主な原因は四つです。
屋根の構造やつくりが違えば原因も変わってきてしまうところではあるんですが、雨漏りの主な原因について一つずつ詳しくお話していきたいと思います。
まず、原因の一つ目としては写真の中で赤くなっている所です。ここは「谷板金」といわれている所です。
谷板金に使われているものは金属製なので経年劣化によりサビが発生してきます。
瓦から落ちてきた雨水が長年にわたる衝撃で穴があいてしまいます。
谷板金に出てくる錆びや穴を放置しておくとそこから雨漏りを引き起こします。
二つ目の原因としては、瓦屋根の仕組みで瓦を撤去すると瓦を引っ掛けて固定をしている桟木(さんぎ)が出てきてその下にルーフィング(下葺き材)となっています。
雨水が浸入してきて桟木を腐敗させてしまいと雨漏りを起こしてしまいます。
また、ルーフィングはタッカーというホチキスのようなもので留められているんですがルーフィングが柔軟性を失うと穴を塞いでくれなくなりその穴を大きくしていきます。
大きくなった穴から雨漏りを起こすということもあります。
三つ目が、瓦のずれなどです。
瓦は、一枚一枚が釘で留められているわけではないです。
漆喰や銅線を使って止めています。
なので、経年劣化によるずれや浮きなどが発生してきます。
雨水がどんどん下に侵入してくると瓦の下にあるものを浸食していき雨漏りを引き起こします。
四つ目が、漆喰(しっくい)の剥がれです。
建物の揺れや風による影響によって漆喰は剥がれてきてしまいます。
漆喰の下には葺き土といわれている茶色い土が出てきます。
漆喰がはがれた状態を放置すると葺き土が少しずつ浸食されていき雨漏りを起こしてしまいます。
瓦屋根のことで何か異常や異変を感じたら(株)浦部住総まで気軽にご相談してください。