前橋市で築年数16年のコロニアルの瓦割れ交換
群馬県前橋市にお住いのk様より、玄関の瓦が割れているのを見つけたので、瓦を交換してほしいとの連絡をもらい現場に行ってきました、屋根の瓦はコロニアル葺きで築16年経過しているとのことです。では、早速梯子をかけて、ヘルメットをかぶり、屋根に登ります。
瓦割れがあったのは、棟包み板金の下でした。平部の瓦割れなら、棟や外壁が絡んでないので、平部の釘を抜くだけで交換できるのですが、今回は、棟包み板金の下なので、板金を傷をつけないように、注意が必要ですね。
まずは、割れている瓦の、隣の瓦を持ち上げて隙間をつくります、ここに隙間を作ってあげないと、隣の瓦を引っ張り出す時に、隣の瓦まで傷をつけてしまいます、割れている瓦の下に入れている銀色の物は、「スレーターズリッパー」という道具で、コロニアル材とコロニアル材の隙間に差し込んで、中に打ち付けてある釘を、引っかけて引っ張り抜く、道具です。
割れていた原因はコロニアルを留めてる釘穴からでした。基本は、シングルカッター(コロニアル材専用で、切ったり、穴開けする、押切です)で下穴を開けてから留めつけるのですが、下穴を開けずに、そのまま直接釘を打ち付けて留めつけひび割れが入ってたのか、もしくは、下穴は開けたけど、留める時に釘を強く打ち付け過ぎたために、ひび割れが入ってしまってた、この二つのどちらかが、原因と考えられます。
今回の棟包み板金は、差し棟という工法で、下から一段ずつ、一つ一つ留めていく工法なので、板金を外して釘でとめるとなると、一番上の外壁の部分の板金から取り外さないといけなくなってしまうので、今回は変成シリコンを打ち、シリコンでとめます。
棟包み板金を傷つけずに、瓦の交換が無事に終わりました、