群馬県甘楽郡甘楽町で瓦屋根の棟取り直し工事
瓦屋根の補修工事、棟瓦の取り直しを群馬県甘楽郡甘楽町で行いました。
本棟（大棟）は屋根の一番高いところにありますから、つねに雨風や紫外線の影響を強く受けています。
漆喰や葺き土の劣化だけでなく、地震や台風といった自然災害などによっても、棟は歪んでしまったり崩れてしまったりします。
棟瓦を撤去すると、このように隙間が空いています。
棟の歪みや崩落はこの隙間からの浸水を許すことになりますので、雨漏りの原因になることがあります。
とくに、漆喰が劣化して葺き土（棟土）が露出している場合には、早急な対策が必要です。
新たに棟瓦をを積む前に、強力棟金具という部材を取り付けます。
これにより棟にしっかり芯を作れますので、強度・耐震性の向上を図れます。
重い瓦が落下すれば重大な事故になりかねませんから、こういった地震対策はとても有効です。
葺き土は使わずに、南蛮（なんばん）漆喰で代用します。
南蛮漆喰はシリコンや防水剤が配合されているので、通常の漆喰より密着性と防水性が高くなっています。
また、葺き土を使う場合と違って全体が一体になっているので、漆喰の剝離という不具合の心配が極端に少ないです。
長期に渡ってメンテンナンスの必要がなく、耐用性の高い漆喰です。
画像の南蛮漆喰は黒色ですが、外側は白色の南蛮漆喰で仕上げますので、通常の漆喰と比べて遜色のない仕上がりになります。
このあとに熨斗瓦や冠瓦を積むと完成です。
さらに屋根の耐震性を上げるために、瓦止め（ラバーロック）も施工しました。
瓦止めは瓦のズレや落下の防止効果がありますが、正しく施工しないと雨漏りの原因にもなりますので、プロの専門業者にお任せすることをオススメします。
今回のような工事の他にも、屋根にはさまざまな地震対策工事があります。
当社は屋根修理・工事の専門業者ですから、みなさまに安全のために安心な工事を低価格でご提供いたします。
調査・お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
