甘楽郡甘楽町に折板屋根の現場調査をしに行きました
甘楽郡甘楽町に折板屋根の現場調査をしに行きましたので、その時の折板屋根の状態と提案内容、それと折板屋根とはそもそも何なのかについてご紹介していきます。では折板屋根についてですが、折板とは金属屋根の代表的な工法の一つなんです。使用される素材として最も多いのが金属屋根では有名なガルバリウム鋼板、もしくはカラーガルバリウム鋼板で、稀にフッ素鋼板やカラーステンレスもあります。それらを固定する方法も、重ね式折板、馳式折板、嵌合式折板と代表的なもので３種類あります。更に断熱材を間に挟んだ、二重葺きと、わん曲加工もする事が出来ます。今回、現場調査にお伺いしたお家は重ね式タイプでした。また折板は梁や母屋に直接屋根材を葺く事が出来るので、野地板がいらず工期短縮と費用の節約にもなります。
そして状態ですが、表面が剥離しているところがいくつもあり錆びているところも沢山ありました。これを撤去して葺き替えるとなると高く付いてしまいますし、まだ全然そこまでする必要のない状態なので一番安く抑えるために塗装工事をご提案させていただきました。折板屋根を塗装する場合の施工内容はまず高圧洗浄をし、下地処理となるケレン作業を行い、下塗りに錆び止めを入れ、中・上塗りで仕上げていきます。折板屋根のケレン作業は主に錆び落としになります。ずっと中腰での施工になるので、これが腰にくるんです。体が資本でもあるので、気を使いながら作業したいと思います。
