甘楽郡甘楽町で瓦屋根からガルバリウム鋼板屋根に葺き替えました
瓦屋根を撤去し、新しくガルバリウム鋼板に葺き替え工事をしている甘楽郡甘楽町での現場の続きになります。
前回、既存の撤去から下葺き材(ルーフィング)の新設まで終わったので今回はガルバリウム鋼板を平葺きし棟板金を取り付けその他、役物となる雨押えなどのご紹介をさせていただきます。
=瓦屋根からシャープなガルバに=
一枚目の写真から切妻屋根(大屋根)の平場に横葺きのガルバリウム鋼板を取り付けている途中です。
今回、使用するのはヒランビー220の一般タイプという種類で色はスチールブラックです。220とは働き幅の事で要は実効寸法の事です。
板厚は0.35㎜と滅茶苦茶薄いので耐震性能は文句なし。しかも、これだけ薄いのに耐久性も抜群に高いです。
ガルバリウム鋼板は最強のコストパフォーマンスを持ち合わせているんです。
両端と中455㎜ピッチでビス留めし、下から上に張っていくんですがその際、雪止めも同時に設置していきます。
数年前、大雪で沢山の被害を受けた方がいます。少しでも被害を緩和する為に今となっては雪止めも必須工程になりつつあります。
平場を終えると棟の施工になります。二枚目、三枚目の写真です。
棟包み板金を被せる為に下地として貫板(ぬきいた)という木材を75㎜の長い釘で垂木に打ち固定します。
大棟に限らず下屋根や玄関庇など役物が付く箇所は全て下地を張ります。
下地を張り終えたら棟包み板金を被せます。
その際に注意しなくてはならないのが棟芯と棟包みの頂上部を通す事です。
芯出しを間違いなく行わないと棟がずれてしまうので見た目が悪いのは勿論の事、施工不良により後々何かしらの問題が必ず出てき良い工事とは言えません。
必ず芯を確認してから役物ビスで固定するようにしましょう。
これで瓦屋根からガルバリウム鋼板屋根への葺き替え工事が完了しました。イメージや性能が変わるのも、葺き替え工事の醍醐味ですね!