伊勢崎市の工場にてスレート小波屋根にMSタフレッシュ635を用いたカバー工法
はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、最前線でご活躍されております医療従事者の方々に心から感謝申し上げます。一日も早く、皆様が日常を取り戻せますよう心からお祈り申し上げます。
群馬県伊勢崎市にて屋根のカバー工法工事を行っています。今回行ったカバー工法の内容は、普段とは少し違い、昔のアスベストを含んだ波型スレート小波にMSタフレッシュ635という折板屋根材を被せる施工方法です。
アスベストを含んだ波型スレート小波は、経年劣化でとても割れやすくなっております。安全対策として、作業開始前に劣化防止ネットを取り付けておきました。カバー工法ということで、撤去作業を行うのは既存の棟材だけです。安全を第一に、棟を外しながら5山のサドルを水上に固定していきます。このサドルが一般的な折板屋根で言う所のタイトフレームになります。
水下にも同じように5山のサドルを取り付け、それ以外の鉄骨下地がいる所には1山のサドルを固定します。
片面に対して1枚物の屋根材を葺きますので、材料の荷揚げはレッカーにて行います。今回の工場の屋根は片面6m以上ある大きな形でした。
予め固定しておいたサドルにMSタフレッシュ635を乗せ、上からサドルごと鉄骨下地に止めていきます。MSタフレッシュ635のジョイント部はしっかり重なりをとり、水下には雨樋を取り付けるので、そこの軒出も計算しながらカバーしていきます。MSタフレッシュ635は今流行りのガルバリウム鋼板という高耐久性の金属製屋根材なので、頻繁にメンテナンスを行えないような工場などの大型物件には最適な屋根材となっております。