伊勢崎市で稲垣商事のヒランビーをカバー工法で施工しました
伊勢崎市のお客様から屋根のリフォーム依頼をいただきました。
スレート瓦(コロニアル・カラーベスト)の屋根に、稲垣商事のヒランビーをカバー工法(重ね葺き)で施工しました。
ヒランビーは、ガルバリウム(ガルバニウム)鋼板でできた金属屋根材です。
ガルバリウムの特長として、軽量であることが挙げられます。
1㎡あたりでは、瓦が約50kg、スレートが約20kg、そしてガルバリウムが5kgと、ダントツの軽さを誇ります。
屋根の重さは、建物の耐震性や減震効果に影響します。防災意識の高まっている時節ですから、軽量な屋根材は新築・リフォームを問わずに人気があります。
特に、カバー工法では屋根の重量が増加しますので、できるだけ軽い屋根材を選びたいところですね。
また、金属でありながら錆びにくいことも特長のひとつです。
ガルバリウムにはシリコンやフッ素などの塗膜があって、それにより優れた耐久性・耐候性を確保しています。
ただし、留め付けに鉄の釘を使ったり、錆びた雪止め金具などと接触したりすると、やはり錆びが移ってしまいますので、施工方法やメンテナンスに注意が必要です。
下屋根と外壁の取り合いにも、ガルバリウムの水切り板金を取り付けます。
“取り合い”とは、建築用語で「2つ以上の材料が出会うところ」という意味です。
水切り板金の中には防水シート(ルーフィング)を巻き込むように下葺きして、雨水などがうまく流れてしまうように処理します。
浸水や漏水を防ぐことを“防水”といいますが、このように水を適切に排出して受け流す構造のことを“雨仕舞い(あまじまい)”といいます。
防水はもちろんですが、雨仕舞いもしっかりしていないと、雨に弱い建物になってしまいます。
雪止め金具も設置しました。
かたまりになって屋根から落ちる雪は、見た目よりも硬くて重いです。
建造物に当たれば破損事故になりますし、人に当たれば取り返しのつかないことにもなりかねません。
隣家との境界が近い場合には、ご近所トラブルも心配です。
雪止め金具を付けるだけで、それらの発生確率を大幅に下げられるわけですから、少しでも降雪のある地域では設置をオススメしています。
雪止め金具には、色や形などさまざま種類の製品があります。
後付け工事も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
ヒランビーも含めたガルバリウム鋼板の屋根材には、断熱性や遮音性に劣るという弱点がありました。
雨音の反響は想像に難くないと思いますが、断熱については、ガルバリウムの主成分であるアルミの熱伝導率の高さが原因です。
しかし、メーカー側もこの弱点を放置はしません。
今では、硬質ウレタンフォームやガラス系繊維断熱材を使うことによって、高い断熱性・遮音性を実現しています。
当社では、お客様ごとのさまざまなご要望・ご希望にお応えして、最適なリフォームをご提案します。
工事会社ならではの、他社より安い価格にもご期待ください。
お見積りは無料ですので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。