本庄市で棟取り直し工事。棟ばらし、漆喰撤去、下地。
7寸丸の棟の取り直し工事です。棟瓦を剝がして漆喰を撤去し耐震金具を取り付け棟を取り直します。
7寸丸を銅線で縛っているので銅線を切り棟瓦を剝がします。今では耐震金具を取り付け棟を納めるのが主流ですが昔は葺き土を敷き棟瓦をかぶせて外側を漆喰するのが主流でした。なので棟瓦を剝がして外側の漆喰を剝がすと葺き土がボロッと取れます。しかし棟瓦を縛っている銅線は野地に釘で打って葺き土を敷くので葺き土の中に銅線が通っているため銅線の根っこを切らないと葺き土が撤去できません。
漆喰の撤去が終わったら棟瓦の下地をします。まず棟ロックと呼ばれる耐震金具を取り付けします。棟ロックとは地震や自然災害防止を目的として製作された高性能耐震棟金具です。棟ロックの取り付けは隅棟は隅木に65mmのビスで固定し大棟は垂木に固定します。大棟の棟ロックは垂木の一つ飛ばしで910mmピッチで取り付けします。間隔が空きすぎてしまうと耐震精度が落ちてしまい棟ロックを取り付けする意味がなくなってしまいます。垂木や隅木に固定するのも耐震精度を上げるために必要な事です。