埼玉県羽生市で屋根の見えない部分をしっかりとメンテナンスします
埼玉県羽生市にて和形瓦から金属屋根材のガルバリウム鋼板に屋根の葺き替え工事をおこなっている現場です。
葺き替えは既存の屋根材を剥がして、下地から施工していく工事なのですが、今回は普段見ることの屋根の内部の様子を紹介していきます。じつは屋根の内部のメンテナンスがすごい重要だったりします!
■瓦を剥がして見えてくるものは・・・
まずは、既存の和形瓦の撤去です。
大棟を解体し、上からからドンドン瓦を剥がしていきます。
切妻で屋根面積は小さいものの、高所作業のうえ足元も悪いので、ヘルメットをしっかり被り怪我や事故には十分注意して安全第一で行います。
瓦の下には桟木が打ってありますのでハンマー、バール等で瓦桟も取り外し、漆喰や土、産廃のガラなどは土のう袋に詰めていきます。廃材を降ろしつつ、ホウキやブロワーを使って屋根を上を一旦綺麗にします。
■見えないからこそメンテナンスが重要
更に下葺き材まで剥がすと、このように既存の野地板が剥き出しの状態になります。
今とは違う昔の野地板ですね。
雨漏りしていた屋根なので、かなり劣化し隙間だらけでした。
下地が生きていれば、その上にルーフィングを敷き始めるのですが、年数も年数ですし、この上に下葺きをしていったら、とても良い工事とは言えません。このままでは不安が残りますので、新しい野地板を張って下地補強していきます。
使用するサイズは1820×910で12㎜厚の野地板です。
コンプレッサーを用意し、垂木に対して鉄砲で留めていきます。
綺麗に隙間なく野地張りを終えると、このような形になります。これで、下地のメンテナンスは完了しました。
20年以上前の瓦のお家は剥がしてみれば、このような状態に近いと思います。(葺き替え、葺き戻し等で下地までメンテナンスをしてあれば問題ないです)漆喰の詰め直しうあ棟の取り直し等でメンテナンスしたつもりでも下地がこのような状態でしたら、またやり直さなければいけません。
どんな屋根でもそうですが20年以上メンテナンスをしていなかったら、屋根の下のメンテナンスも一緒に考えてみてください!