群馬県太田市へ台風被害を受けた屋根(棟板金)を調べに行きます
群馬県太田市へ台風被害を受けた屋根を調べに行きました。以前の台風24号により屋根の一部である棟板金が飛んでしまったようです。現場へ着くと確かに無くなっていましたが、それよりも気になってしまったのがこの屋根の状態です。コロニアルが葺かれていたのですがコケや藻やカビどころか、地が見えて白っぽくなってしまっています。棟板金が取れている近くに割れた屋根材の破片が落ちていました。正直、屋根に上るのが怖かったですし歩いたらバキバキ欠けてっちゃうんじゃないかと思いました。
他のところを良く見ると棟板金に打ってある釘が浮いていて、ほぼ効いていない状態でした。これでは、またいつ取れてしまうか分からず毎日不安に思いながら過ごさなくてはいけません。プロ目線で言うと逆に全部取れててもおかしくないような状態でしたので一日でも早く直してあげたい気持ちです。
そもそも棟板金全体が少し浮いてしまってるようです。釘が効いていないのはすぐ分かりましたが、これだけ全部の釘が浮き棟板金もしっかり固定されていないという事は、経年劣化ももちろん関係ありますが下地の貫板自体が腐ってるんだと思います。なので更に下のルーフィングや野地板がどのような状態なのか心配です。コロニアル自体も割れたり反ったり浮いたりしているので棟板金だけじゃなく屋根全体を葺き替えるか、カバー工法で新たな屋根を被せるかのどちらかをやらないと、いたちごっこになってしまいます。大切な屋根なので、こうなる前に定期的にメンテナンスしてあげて欲しいです。