群馬県太田市でアスファルトシングル屋根材アルマを葺きました
葺き替え工事をしている現場です。今回は下葺きからの施工になります。ゴムアスルーフィングを敷き平部は重ねしろを縦100㎜横200㎜以上、大棟は600㎜以上(片側300㎜以上)、隅棟は両面から重ね合わし幅500㎜以上のシートを被せ、谷は幅500㎜以上のシートを捨て張り後両面から重ね合わせ、ケラバはのぼり木に被せます。
棟、谷ともに芯を出し墨を打っておきます。次に軒先水切り板金をルーフィングの下に、谷板金をルーフィングの上に、最後にケラバ板金を取り付けます。そしたら軒先水切り板金にアルマ用セメントを塗りアルマを葺き始めます。
まずスターター及び1段目のアルマは軒先水切りより5㎜程度持ち出して施工します。スターターの中段辺りにアルマ用セメントを直径20~30㎜程度の大きさで真物1枚につき4箇所塗ります。スターターを除いたそれ以降のアルマは釘打ちラインより60~70㎜棟側に塗ります。釘を打つ際、端部は25㎜程度内側にします。金属製の材料にはステンレス製を使っています。ケラバ部はアルマの幅を50㎜程度隅切りにし、5㎜程度の隙間を空け施工します。
谷部は谷板金に掛かるアルマの上角部を50㎜程度隅切りにし、谷板金に80~100㎜重ねて、アルマ用セメントで接着させます。アルマ本体は337㎜×984㎜の大きさで裏面にはセルフシーラントという自着剤が付いており、釘での固定と接着での固定のダブルで風圧などによる飛散を防いでいます。平部の施工が終わったら隅棟、大棟ともに下地材との取り合いにアルマ用セメントを塗り貫板を打ちます。
貫板の上に棟板金を被せ工事完了となります。キャメルⅡという色を使いましたが凄い綺麗に仕上がりました。