群馬県藤岡市でラジカル塗料を使った屋根塗装工事
ラジカル塗料を用いた屋根塗装工事についてご紹介します。外装全体の塗装現場なんですが屋根、外壁、その他付帯部の三つに分けて書いています。お時間ある方はそちらも是非見てみて下さい。
塗装と言ったらまずは高圧洗浄です。これをしない事には始まりません。年数が経つとどうしても写真のようにコケなどが目立ってきます。コケが生えるという事は水分を保ってるという事です。水分を保ってしまってるという事は防水が出来ていないという事になります。つまり塗装をしなければならない時期には入ってるという事になります。比較的安価でお家の最低限のお手入れが塗装です。塗装は直すというよりも、それ以上悪くさせないように守る、保護するという捉え方の方が正しいです。なので塗装をするとしたら悪くなる前に、出来るだけ状態の良いうちに施工する事をオススメします。
しっかり洗浄し綺麗になったら翌日まで乾燥させ、ヒビ割れている箇所などを補修してから下塗りの工程にはいります。ファイン浸透シーラーというスレート屋根専用の下塗り材を塗っているんですが透明なので分かり難いかもしれません。ローラーより右が塗装後、左が塗装前です。若干、色が違うのが見えるでしょうか?屋根材に吸い込ませるようなイメージで塗っていきます。
下塗りを終え乾燥させたらスレート屋根には縁切りという工程があります。正直言って全部が全部の業者さんがやってるかと言われるとそうでもないのが現実です。縁切りとは塗料で塞いでしまった溝をタスペーサーという部材を屋根材のコグチに入れわざと数㎜の隙間を作り雨水の逃げ道を作るのです。ただし4㎜以上の隙間にはタスペーサーを入れても固定されず落っこちてしまうので必ずしも入れないといけない訳ではありませんのでご注意を。
タスペーサーによる縁切り作業が終わったら上塗りの工程になります。今回使用した塗料はファインパーフェクトベストです。ターペン可溶2液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料と言われ、つまりは簡単に言うと2液のラジカル塗料な訳です。シリコンには勝り、フッ素よりは劣るのがラジカルです。立地条件により差は出ますが耐用年数は約13~18年と言われています。
一回目の上塗りの様子です。ローラーで下塗り材にしっかり密着させるようにラジカル塗料を塗っていきます。
二回目の上塗りの様子です。塗膜に厚みを付けるように塗っていき、これで仕上がりになるのでムラや塗り残しが無いよう綺麗に完成させていきます。雪止めももちろん塗ってあげてます。
下塗りを塗る前に補修しておいた箇所です。少し見えにくいですが、ちゃんと補修跡があります。ヘヤクラックぐらいなら下塗りで補えますが、ここまでやってこそ丁寧で良い工事と呼べるでしょう。