群馬県富岡市で鳥除け設置後の瓦補強と鬼瓦の漆喰撤去
群馬県富岡市で鳥除けの為の、谷面戸を貼り付け終わり、谷際の切り物の瓦の補強と、鬼瓦廻りの漆喰を詰め直す為に漆喰を撤去したので、その様子をご紹介します。
鳥除けを付け終えたんですが、谷際の瓦は斜めにカットして葺かれており、支えは桟木に少し引っ掛かってるのと、番線や銅線等で上に引っ張ってあるだけなんです。その線が切れたり、劣化して弱くなってたので、ついでに縛り直しておきました。まず、インパクトドライバーのビットを穴空け用のキリに変えて、瓦に小さな穴をもみます。
そこへ、ステンレス製の銅線を通し瓦同士を結び付け、ズレたり歪んだりしないように補強します。せっかく鳥除けを設置したのに、瓦がズレて隙間ができたら元も子もないので、こうした事まで徹底してやります。
次に鬼瓦廻りの施工ですが、新しく”なんばん”という漆喰を詰めるというか塗るので、既存の劣化した漆喰を撤去していきます。
鬼瓦と丸瓦の隙間がしっかり見えるまで取り除きます。なんばんは暖かい日であれば数時間もすれば固まってくるんですが、開封前は柔らかいので塗りずらいです。なので、ちょっとした工夫なんですが、朝一現場に着いたらまず、なんばん漆喰の袋を開封しておきました。それで作業してる内に程よく固まってきて、詰める頃にはちょうど良い固さに硬化し始めてるんです。