群馬県藤岡市で横暖ルーフと棟板金取り付けと軒天井絡み部分の漆喰補強
ガルバリウム鋼板を葺き棟板金の取り付けと、一部漆喰での補強工事のご紹介です。
群馬県藤岡市にて葺き替え工事中の現場で元々は瓦屋根だったものを撤去し新しく横葺きのガルバリウム鋼板屋根に乗せ変えています。
前回に下葺き(ルーフィング)まで終わっているので本日からガルバリウム鋼板を葺いていきます。
葺く(ふく)とは屋根を覆うとかそういう意味です。
今回使うのは超高耐久の横暖ルーフプレミアムSで色はFグリーンSです。
屋根と言えば一般的に黒や茶系が多い中でこういった緑系も深い味わいがあり目に優しく落ち着きのある色なので良いですね。
玄関上は入母屋造り屋根になっていて複雑な形状をしているので300㎜ピッチでビス留めしました。
壁際には雨押え板金を張り上側をコーキングで補強し雨水が入らないようにしています。
そして板金と軒天井の絡みの部分ですが材料は奥まで入っても手が入らないので一番端っこを留める事が出来ません。なので、漆喰を塗り補強し更に細かい所をコーキングで補修しました。
こちらは大屋根の写真です。
下屋根の入母屋造りと違い切妻屋根でシンプルな形状なので施工自体はしやすくビスも455㎜ピッチで留めました。
このニチハさんから出ている横暖ルーフというガルバリウム鋼板はとても耐震性能に優れています。
約5㎏/㎡で粘土瓦の約1/10、スレート系屋根の約1/4と超軽量で例えば瓦屋根から横暖ルーフに葺き替えた場合、耐震性能は約30%もアップします。地震の揺れを軽減するには屋根重量を軽くし建物の重心を低くする事が有効とされてます。その点においてこのガルバリウム鋼板に敵う材料は今の所ないでしょう。
遮音、防火、防水性能も高く施工もしやすい材料なので葺き替え工事やカバー工法などたくさんの現場で使用されています。
最後に大棟に貫板を下地として張りその上に棟板金を被せ固定していけば完工となります。