群馬県藤岡市でセラマウント防災瓦屋根に葺き替え工事
藤岡市で葺き替え工事の現場です。
まず足場を組みメッシュシートを張ったら既存の屋根材などを撤去し下葺き材だけの状態にします。
その上から新しく造り直していくんですが、まずはルーフィングの施工です。
縦方向を100㎜横方向を300㎜以上重ねてタッカーで留めていきます。
棟や谷となる部分は双方から重ね合い二枚張りになるようにします。
ルーフィングを張り終えたらその上に瓦桟木を打っていくんですがその際、防腐剤を塗り木を腐らせないようにしています。
今回使うセラマウントが洋瓦なので縦幅一尺(303㎜)間隔で取り付けていきます。
瓦の種類によって幅が変わってきます。
そして基本的には無い事ですが万が一、雨水が中に入り込んだ場合水の逃げ道がなくなってしまうので軒先にはルーフテープを貼り対策しておきます。
ルーフテープを貼るといういう事は、ほんの数ミリですが隙間が出来る訳です。
なので更に面戸(メンド)を貼りスズメやコウモリの侵入対策もしておきます。
次に谷板金を取り付け水の通り道を作ってあげたら洋瓦であるセラマウントを葺いてく訳ですが従来と比べ10%の軽量化に成功しており2.5寸勾配からの施工を可能にしたM形瓦です。(※但し流れ長さ4m)
防災瓦なので耐震・耐風性を持ち逆水防止機能にも磨きがかかっておりカラーバリエーションも豊富です。
そんな中、今回はシックでお洒落なアイボリーを使いました。
平葺きを終えたら棟部の施工になります。
強力棟金具を隅棟は900㎜大棟は600㎜ピッチで垂木に固定しその上に野縁(のぶち)を流したら黒色の南蛮漆喰(なんばんしっくい)を詰めていきます。
南蛮漆喰には黒と白がありますが白色の方が値段が高いです。
漆喰を詰め終わったら最後に棟瓦を被せていき野縁に固定して終了になります。
芯出しをしっかりしているので変な方向に曲がったりズレて積む事はありません。
とても良い仕上がりになりました。