埼玉県加須市へ外壁工事の現場調査に行き点検してきました
外壁工事の現場調査に行き点検してきました。その時の状態がどうなのか、それをどうした方が良いのか、適切な施工は何か、お客様はどうしたいのか、そのような事を一通り調べるのが現場調査です。一概に外壁工事と言ってますが、外壁工事にも様々な施工方法があります。それを判断し提案するのも現場調査・点検があってこそ初めて出来るのです。まずは、現状を把握します。写真は外壁の西面に当たりますが、かなり剥離が目立ちます。飛び込みの営業マンにも良く言われるそうですが、これはさすがに気になりますね。一部、剥離し過ぎて外壁材の地が見えてしまっています。
外周や高さの寸法を測りつつ隅々まで点検していきます。先程の剥離は誰が見ても分かりますが、次は外壁材の反りを発見しました。矢印が指してる二箇所、若干反ってるというか浮いてるというか、なにか平らではない事が分かるでしょうか?サイディングボードには良く見られる現象なんですが、これが酷くなると、まるで波打ってるように見える程に悪化してきます。材料その物の劣化もありますが、そのせいもあってかコーキングと呼ばれる縦目地部分が割れ、パックリ口空いちゃってます。その付近にはやはり、特に反りが目立っていました。
北面には苔が生えていました。これまでの現象や苔の発生を踏まえると、水分を吸収してしまっていると考えます。という事は、防水が出来ていないという事になるので外壁を触るともちろんですがチョーキングします。しかもこれだけ思い切りチョーキングするという事は完全に塗膜は死んでいます。だからと言って塗装すればいいとは限りません。反りや剥離して地が出てしまっている所はいくら塗装しても良くはなりません。もちろん補修はするんですが、決して直った訳ではないので、今回は一応、塗装も出しますが、うちとしてのメイン工事は外壁のカバー工法という判断をしました。今と未来を考え判断した結果です。お客様がとりあえず間に合わせで塗装でもいいと言うなら塗装しますが、真剣に現場調査し、点検すればするほどに塗装では将来が不安になります。今この瞬間、金額面で安いのはもちろん塗装ですが、この先を考えるとカバーしておいた方がトータル的に安く済むのも見越して判断しています。