群馬県安中市でゴムアスルーフィングによる下葺きで屋根に防水性能を。
群馬県安中市の現場です。
今日はゴムアスルーフィングを使用しての下葺き作業となります。今回使用するルーフィングは日新工業さんのカッパ23です。これを屋根に下葺きすることで、屋根に防水性能をもたせることができます。ゴムアスは普通のアスファルトルーフィングより耐久性が高いので、新築・リフォームでも喜ばれますね!もちろん、防水性も高いです!
■屋根の防水はルーフィングが大事!
まずルーフィングの下端を野地の面に合わせてから上端の角をタッカーで4,5発仮留めします。(上でも下でもどちらでも構いません。下葺きする職人のやりやすいやり方がベストです)
仮留めしないとルーフィングを伸ばせないし引けないからです。
切妻系の屋根なのでケラバの野地がちゃんと隠れるようにしないと雨水で野地が濡れてしまいます。なので、長めにとってカッターで調整していきます。
野地が濡れて乾いてを繰り返すと伸縮したり波うってしまったりしてしまいます。
仮留めしたらルーフィングを転がして伸ばします。
伸ばしたらシワにならないように引っ張ってシワを伸ばしタッカーで留めます。
シワが多いと破けやすい原因となってしまいます。
ケラバは風などでめくられないように多めに留めます。
上下の重なりは100mm以上です。雨水が差し込まないようにですね。せっかく屋根を防水しているのに雨水が入ってしまっては意味がありません。
上端と下端から110mmのところに黒い横ラインがあるので重ねて下端を横ラインに合わせて葺くと上下の重なりが100mm以上になるので横ラインから上にならないようにします。
下端を横ラインに合わせて伸ばしたら下端をタッカーで留めます。
ただし1段目のルーフィングは横ラインのところを留めます。
1段目は軒先水切りなど板金をつけるのにめくるのに下端を留めるとタッカーピンを外さないと板金が入らなくなってしまうからです。ルーフィングの上に軒先水切りをつけてしまうと雨が降った際に雨水がくぐってしまいますからね。
ルーフィングが途中で終わってしまうことが多々あります。
新しいルーフィングを左右の重なりを250mm以上重ねて葺いていきます。
伸ばしたら下端との重なりが100mm以上なのを確認して留めます。
ちゃんと真っ直ぐになっていると横のラインが通りますね。
左右を重ねたところもケラバと同様に留めます。
大棟部分は棟芯から250mm以上です。
切妻屋根の両面の1段残して両面とも大棟のルーフィングが上から被るようになります。
ルーフィング下葺き施工完了です。
この状態であれば、屋根がなくとも雨漏りすることはありません。それだけルーフィングは屋根の防水に欠かせないものというわけですね。