群馬県藤岡市で3辺・5辺の棟瓦積み直し工事
群馬県藤岡市で3辺(隅棟)・5辺(大棟)の棟瓦積み直し工事を行いました。
取り直しと違い既存の瓦を綺麗に積み直すだけですから、棟解体の際に割らないよう注意します。
ちなみに、工事前の棟はこのような状態です ↑
かなり湾曲に歪んでるのが分かるでしょうか?
今回、雹被害での修理だったり外壁塗装を同時に行う事から、棟もこんな状態でし屋根の方もせっかくならと、一緒にやる運びとなりました。
棟解体後、なんばん漆喰を塗り付けます。
側面は見える所になりますから、コテ波が目立たないよう施工します。
そして1段目の熨斗瓦を積みます。
水糸を張り、通りと勾配を確認しながらの作業です。
銅線も忘れずに再度なんばんを乗せ2段目です。
全ての瓦1枚1枚を緊結してるので、強度としては十分高いです。
隅棟は3辺ですので、最後に棟瓦を積みます。
今回のように元々3段だったり5段積まれてるものを全て元に戻すのではなく、丸瓦の1段だけに済ませる事も出来るので、費用を安く抑えたり今後のメンテナンスを楽にしたい方にはオススメです。
和風の瓦屋根はこっちの方がカッコ良いですけどね。
最初の漆喰が外側に出過ぎていたため、今回施工した分との差が色で分かりますね。
大棟は5辺ですので、先程3回繰り返したことを5回繰り返すだけです。
強度が増して綺麗な状態に元通りです。
記事投稿者:大江 2023.6/2