群馬県渋川市 スレート材の破片が落下 リフォームを検討中
群馬県渋川市にお住いのT様からお問い合わせをいただき無料調査へ伺わさせていただきました。
この特徴的な下端の形はコロニアルNEOですね。
築10年以上のお住まいに多く使われている屋根材「コロニアルNEO(ネオ)」。しかし、ひび割れなどの劣化が見られるという相談が増えてきています。
今回は、**コロニアルNEOに起こる「ひび割れ」**について、その原因・リスク・対策方法を詳しくご紹介します。
コロニアルNEOとは?
コロニアルNEOは、ケイミュー(旧クボタ松下電工外装)から2001年〜2010年頃まで販売されていた薄型スレート屋根材です。軽量で施工しやすく、デザイン性も良かったため、多くの住宅に採用されました。
しかし、現在では販売が終了し、「アスベストを含まないノンアスベスト初期製品」として、耐久性に関して注意が必要な製品のひとつとされています。
コロニアルNEOは下端が特徴的です。
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コロニアルNEOのひび割れの原因
コロニアルNEOのひび割れには、以下のような要因が考えられます:
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素材自体の脆さ
ノンアスベスト初期製品は、アスベストの代替素材が未成熟だったため、耐久性が低く、ひび割れや層間剥離が起きやすい傾向があります。 -
経年劣化
紫外線・雨風・寒暖差により、屋根材が徐々に劣化。10~15年を過ぎると、ひびや欠けが目立ち始めます。 -
施工時の釘打ち不良や荷重
局所的に力が加わったり、適切でない施工により割れが生じるケースもあります。
放置するとどうなる?
ひび割れを放置すると、雨水が屋根内部に浸入し、防水シート(ルーフィング)の劣化や雨漏りを引き起こすリスクがあります。特にひびが複数ある場合や、破片が脱落している場合は早急な対応が必要です。
対策と補修方法
1. ひび割れが軽度の場合:
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コーキング補修や部分差し替えで対応可能。
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ただし、補修しても今後別の箇所でひびが再発する可能性あり。
2. ひび割れが多数・全体に及ぶ場合:
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屋根のカバー工法(重ね葺き)
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既存の屋根の上から新しい金属屋根材を施工する方法。
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コストを抑えつつ、断熱・防音性も向上。
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屋根葺き替え工事
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既存屋根をすべて撤去し、新しい屋根材を設置。
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長期的な耐久性を重視する場合におすすめ。
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火災保険が使える可能性も!
ひび割れの原因が「台風や積雪」などの自然災害によるものであれば、火災保険の適用対象になる可能性もあります。
まとめ
コロニアルNEOの屋根材は、築年数や製品特性からひび割れが発生しやすい時期に入っています。少しのひびでも油断せず、早めの点検・補修を行うことで、大切なお住まいを長く守ることができます。
当社では、無料屋根点検・火災保険申請サポートも行っております。
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2025年6月3日 投稿者:小口
