群馬県安中市でモニエル瓦を剥がして防水シートを張る下葺きまで行いました
群馬県安中市で屋根の葺き替え工事を行いました。
屋根葺き替え工事は、まず初めに既存屋根材の撤去作業を行います。
荷揚げの為のハシゴを組み立て、リモコンを使って材料を上げ下げできるようにします。
こちらのお宅の既存の屋根材は、モニエル瓦というセメント瓦でした。
モニエル瓦の場合、弊社では塗装よりも葺き替え工事をオススメしています。
まずは棟瓦から手を付けていきます。
棟瓦を剥がすと漆喰が出てきますから、下に落として汚さないように気を付けながら撤去していきます。
棟瓦を取り除いたら、平場の上からドンドン瓦を剥がしていきます。
今は廃盤のモニエル瓦ですが、最近の瓦に比べるとやはり重たいですね。
普通の寄棟で下屋根もなく形は悪くないですが、陽の当たる中瓦捲りはやっぱり疲れますね。
瓦の下には瓦桟という桟木があるので、それも全部取ってホウキやブロアーで屋根の上をいったん綺麗に掃除します。
築20年ということを踏まえて、今回は野地板を張らず下葺きからの施工となります。
下葺きには、改質アスファルトルーフィングのカッパ23を用いました。
この防水シートが二次防水材として屋根材本体の次に雨漏りから守ってくれますので、2重に敷いても良いぐらい大事な工程です。
屋根全面に防水シートを張り終えたら、その上に棟芯や垂木の墨を出しておきます。
ここまでが、瓦を剥がしてからその日の内にやっておかなくてはならないことです。
墨出しは後でも良いですが、雨が降ったらまずいのでルーフィングまではしておかなくてはなりません。
人で言う頭にあたるお家の屋根、とても大事な部位ですからこれまで何も手を掛けた事がない方は葺き替え工事を考えてみてはいかがでしょうか。