群馬県太田市 棟瓦の下地に耐震金具の設置
群馬県太田市で和瓦の棟瓦下地に耐震金具の設置を行いました。今回の工事は既存の棟瓦を剥がし下地を撤去し耐震金具を設置し棟を取り直します。
耐震金具を設置することにより地震や強風などの揺れに強い棟にします。今回の工事は高所作業車での作業になりますので物の落下や墜転落に十分注意しながら作業を行います。
まずは既存の棟瓦を剥がします。下地に貫板を通してありますね。棟は屋根土で棟の高さを出して貫板で棟の通りを出しています。漆喰で屋根土を保護し表面仕上げをしていますね。
下地の貫板と漆喰と屋根土を撤去します。この撤去作業がかなりの量のゴミが出て大変です。棟下の平瓦は寸法でカットされていますが釘留めはされておらず屋根土と漆喰で固定されていたようですね。固定していた屋根土と漆喰が剥がれズレてしまっていました。
耐震金具を設置します。耐震金具は垂木躯体にビスで固定し３尺（９１０mm）間隔で設置します。耐震金具の頭の金具の差し込みが互い違いになるように耐震金具を設置します。同一方向ですと耐震金具が揺れなどで緩んでしまうおそれがあります。
棟下の平瓦はドリルで穴開けをし釘で固定し落下防止処置をします。
棟瓦の下地に野縁を通します。野縁はビスで固定します。この野縁に棟瓦を固定する形になります。
なんばんを詰めて表面をきれいになすり表面仕上げをします。なんばんの量が少ないとひび割れなどの現象が起きるので惜しまず使用します。
棟瓦を戻しパッキン付きのビスで下地の野縁に固定します。
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2024年8月24日 投稿者：小口
