群馬県吉岡町で棟の積み直し工事をしています。地震が心配で。。
群馬県吉岡町で棟の積み直し工事をおこなっています。
棟の積み直しと「和型の瓦でみられる、積みあがっている棟を積み直す工事」となります。
1月1日の能登半島の地震を受けて工事をさせていただくことになりました。
3.11のときもそうでしたが、地震によって棟がズレることが多々ありましたので、昔の積み方ではなく、現在の最新の工法で積み直していきます!
■棟の積み直し(5辺)
のしがズレてガタガタになっています。
このままですと地震でズレ落ちて、棟が崩れてしまうかもしれませんね。
それでは棟を解体していきましょう!
棟を解体していくと、漆喰と葺き土が出てきますので、土嚢袋入れて撤去していきます。この住宅一棟で土嚢袋80袋分ぐらいは出そうですね。
なんばん漆喰で台面を作っていきます。一番したの土台のことですね。
土台がズレるわけにはいきませんので、ムネッコというバネで両端ののし瓦を固定していきます。
あとはなんばんを適当な量をのせて、のし瓦を並べていきます。
写真にみえる紐みたいなものは番線で、最後に結んで固定していきます。
棟を被せていき、番線で縛ったら完了です。
こちらの隅棟は5辺積みでした。(のしの段数と上の棟の数を足して、辺数が出ます。昔はこの辺が多いほど、格式高いお家と言われていました。)
次回の投稿をお待ちください!
次回の現場レポート⇒「群馬県吉岡町で青海波7辺の積み直しをしています。」
記事投稿者:篠原 2024/1/12