群馬県前橋市でMSタフレッシュ635を使い波形スレートにカバー工法
群馬県前橋市の工場にて、波形スレート(小波)屋根に、MSタフレッシュ635を用いてカバー工法工事を行いました。
これまでの施工内容は、他の現場レポートや施工事例にもまとまっていますので、良ければご覧になってみてください。
今回ご紹介するのは、本体葺きが終わった後の最後の仕上げ作業となります。
屋根が切妻という形状ですので、屋根の一番端にはケラバの板金が付きます。
戸建て住宅の屋根カバーと違い、こういった屋根には大きなケラバ板金を付けますので、特寸で発注し側面が浮かないよう固定に注意して行います。
棟に関しては、エプロン面戸を先に取り付けます。
エプロン面戸は水止めの役割をしているので、必要不可欠な部材となります。
棟板金もケラバ同様に、普段より大きいサイズの物を使います。
棟板金が重なり合うジョイント部分にはシーリング処理をして強度を高めます。
この時、エプロン面戸より外側に棟板金の終わりが来るようにします。
屋根材本体のMSタフレッシュ635の固定に使った物と同じビスで天端から止めます。
普通のビスだと止水処理をしないといけませんが、屋根に使うビスは基本的にパッキン付きの物がほとんどですので、そのままビスを締めるだけで大丈夫です。
棟とケラバの取り合いの側面は、切妻ならどの屋根にも基本的には行う巴加工をし、見栄えも良く綺麗に納めます。
最終的な点検を行い、問題なければこれにて作業完了となります。
記事投稿者:大江 2023.1/26(木)