群馬県前橋市で4階建ての屋上にウレタン塗膜防水のX-1工法(通気緩衝工法)を行いました
群馬県前橋市で4階建て建物の屋上防水改修工事を行いました。
築35年経ち、10年前に一度やってるそうですが、今回雨漏りが発生した事から弊社にご依頼くださいました。
約45㎡程の屋上でドレンは一ヶ所でしたので、改修用ドレンに付け替えてあげます。
ドレン廻りからの雨漏りも非常に多い事例で、一部ドレン廻りだけの施工も良く行っていますので、詰まりや亀裂などには十分注意してください。
屋上全体を清掃後プライマーを塗布し、通気緩衝シートを敷きます。
通気緩衝シートは、下地と防水層の縁を切り、下地からの湿気による膨れなどを防ぐことができます。
シートの繋ぎ目などにはジョイントテープを貼ります。
シートの外周部や立ち上がり面、ドレン廻りなどには、補強クロスを貼り付けます。
立ち上がり部分は垂れてしまわないように高粘度のウレタンを使用します。
そして、湿気を逃す為の脱気筒を取り付けます。
今回は1ヶ所でしたが、何か所取り付けるかは大きさによって前後します。
もちろん、脱気筒廻りも補強クロスを貼り付けます。
そして、ウレタン塗膜防水材を塗布します。
立ち上がりと平場で材料を変え2回全体に塗布し、トップコートを塗れば完成です。
トップコート自体に防水性能はなく、防水層を紫外線から守る為の工程がトップコートですので、防水をお考えでトップコートでのご提案をされたらそれは防水工事ではないのでご注意ください。
ウレタン塗膜防水は乾くのが早いため、天候によって作業スピードを変えないといけない事もあります。
また、塗膜の厚さや塗布量が凄く大事で、薄過ぎても厚塗りし過ぎても駄目ですので、規定量をきちんと守ることが長持ちの秘訣となります。