群馬県前橋市で棟の取り直し工事で屋根修理完了!
群馬県前橋市で棟の取り直し工事をさせていただきました。
工事に至るまでの現地調査の様子はこちらを参考に!⇒「前橋市で屋根の漆喰が剥がれている。メンテナンス方法は?」
急勾配のS型瓦の棟取り直し、さっそく見ていきましょう!
■棟取り直し工事「S型瓦」
こちらの棟を取り直していきます。
ちなみにS型瓦というのは写真にみえる平瓦のことで大きく湾曲している瓦です。漆喰でならすとき手間がかかる瓦ですね。
まずは既存の瓦を剥がしていきます。
瓦を剝がしてみると、木下地と漆喰が出てきました。昔の漆喰の施工方法は葺き土を詰めて、その周りに漆喰を施工してました。
耐久面に不安が残るので、強力棟と金具を入れて、耐震補強していきます。
最近、南海トラフ巨大地震の前兆みたいのが来ていたので、耐震補強しておくのがベストでしょう。
現代の棟漆喰のガイドラインはすべて漆喰での施工となります。葺き土は使わずに漆喰のみで仕上げることで強固な棟となります。
棟瓦を被せて、パッキン付きビスで固定したら完了となります。
棟瓦は3.11の震災の際に多くの昔の住宅が崩れていたので、現行のガイドラインで施工されていないお家はメンテナンスを検討してみてもいいかもしれませんね。
記事投稿者:篠原 2025/1/15