群馬県前橋市 モニエルの棟瓦取り直し 耐震補強金具設置
群馬県前橋市でセメント瓦モニエルの棟瓦の耐震補強工事に伴い棟の取り直し工事を行いました。今回の工事は既存の棟瓦を外して下地材を撤去し耐震棟金具棟ロックを設置して棟瓦を施工します。高所作業車での工事になりますので物の落下や墜転落に十分注意しながら作業を行います。
今回は耐震棟金具棟ロックの設置と仕上げ施工になります。
耐震棟金具棟ロックの設置です。棟ロックは垂木躯体にビスで固定します。設置間隔は910mm間隔です。垂木躯体が455mm間隔ですので垂木一つ飛ばしですね。垂木躯体に固定しないとしっかりとした固定ができませんので耐震補強の意味がありません。
棟ロックのコの字部分に下地材の野縁を設置します。野縁は側面をビスで固定し設置します。野縁は棟瓦の下地になりますのでケラバからケラバまで真っすぐになっていることを確認します。
なんばんでの防水表面仕上げです。なんばんは適量を野縁の両脇に置いていき面戸鏝(めんどこて)という道具を使用して表面をなすります。鏝はスルメのような形状をしていますのでスルメなんて呼び方もしますね。
瓦が波打っている形状ですのでなんばんと瓦との間にすき間ができないようにしっかり鏝でなすります。表面がこのまま仕上がりになりますのでなすりムラやヒビなどがないようにきれいになすります。
棟瓦を元通りに戻します。棟瓦はパッキン付きビスで下地材の野縁に固定します。
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2025年1月21日 投稿者:小口