窯業系サイディングと金属サイディングの違いは?どっちが人気なの?
群馬県藤岡市で外壁工事を専門にしているリフォーム会社の浦部住総です!
今回は外壁の種類について、メリット・デメリットを踏まえて紹介していきたいと思います!窯業系サイディングと金属サイディング、どっちがいいのか⁉違いはあるのか⁉皆様の疑問にお答えしていきたいと思います!
■窯業系サイディング
【メリット】
1.耐震性・耐火性に優れている
窯業系サイディングはモルタルと比べ、約1/2の軽さとなります。軽量であれば揺れへの影響も少なく済むので、耐震性に優れています。
また、ほとんどの窯業系サイディングが3~4等級(4等級が最高ランク)と確かな耐火性能を備わっています!
2.デザインが豊富
窯業系サイディングはとてもデザインが豊富です!
タイル調から木目調、モダンから和風まで様々なデザイン、カラーバリエーションがあるので、自分好みの雰囲気を創りだしやすいですね!
3.安価である
窯業系サイディングは建設業界でのシェアが非常に高いため、導入コストが抑えられるのも魅力の一つです。また生産数が多いため、一定した品質を保つことができています。
【デメリット】
1.熱を吸収しやすい
セメントが主原料なため、熱を吸収しやすいです。住宅内部に断熱材を入れないと、今の日本の暑さでは暑くてしょうがないと思います。外壁表面に遮熱塗料を施すことで緩和されます。
2.外壁材自体に防水性能はない
窯業系サイディングは基本的に表面に塗装を施しているので、防水性能を有していますが、塗膜が経年劣化してしまうと、雨水を吸収して、外壁自体がどんどん脆くなってしまいます。なので、外壁塗装等の定期的なメンテナンスが必要となってきます。
3.コーキングのメンテナンスが必要
窯業系サイディングは材質の性質上、コーキングが必要となってきます。
ボードとボードの隙間をコーキングで仕上げることで、耐震性や防水性を有することができます。ただ、もちろん経年劣化でコーキングもボロボロになるので、定期的なメンテナンスが必要ですね。
■金属サイディング
【メリット】
1.断熱性が高い
一般住宅で使用される金属サイディングは、基本的に表面にガルバリウム鋼板、裏面に断熱材が備わっているので、断熱性が非常に高いです。
2.耐久性が高い
他の外壁材に比べ、強度が非常に高いです。他の外壁が10年に1回のメンテナンスだとしたら、20年に1回の頻度で済みます。また、金属自体の劣化の進行も遅いです。
3.軽量で地震に強い
窯業系サイディングがモルタルの約1/2でした。金属サイディングは窯業系サイディングの約1/3と驚異的な軽さとなっています!地震による倒壊リスクが低くなります。
【デメリット】
1.金属なのでサビが発生する
金属製の外壁材のため、雨水が当たることでサビが発生します。サビが発生してしまうと、強度が一気に落ちてしまうので、定期的なメンテナンスが必要です。
2.傷が目立ちやすい
金属サイディングは傷がつきやすく、傷がつくととても目立ってしまいます。
また、傷を補修しても目立つため、傷をつけないというのが美観の維持という点では必須となります。
3.デザインが似たり寄ったり
材質の特性状、デザインがどこのメーカーも似たり寄ったりとなります。
最近はデザインも増えてきましたが、それでもバリエーションはまだ少ないですね。。
■窯業系サイディングと金属サイディングの総評
目的別に比べてみると、
①最初の予算
窯業系サイディング>金属サイディング
やはり窯業系サイディングに軍配が上がりますね!デザインも豊富なので選びやすいのも好印象!
②メンテナンスを含めた予算
金属サイディング>窯業系サイディング
金属サイディングは最初の予算が窯業系サイディングより高くなりがちですが、メンテナンスを含めたランニングコストを考慮すると、金属サイディングが安く上がります。
③耐久性
金属サイディング>窯業系サイディング
メンテナンスせずに放置するとわかりますが、窯業系サイディングの方が色褪せやクラックが生じやすいですね。ガルバリウム鋼板製の金属サイディングが多いので耐久性では金属サイディングに軍配が!
④カバー工法
金属サイディング
軽量だから実現できるのがカバー工法です!外壁カバー工法を検討するのであれば、金属サイディング一択となります!
新築目線で考えたら窯業系サイディングが圧倒的に多いですが、リフォームという観点でみると金属サイディングが優勢ですね!ただ、デザインの問題もあるのでそこはお客様の好みになってくると思います。
この記事を参考に外壁リフォームの検討を是非してみてください!
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記事投稿者:篠原 2024/12/25