埼玉県秩父郡皆野町 S様邸葺き替え工事｜野地張り・ルーフィング施工で屋根性能を根本から改善

埼玉県秩父郡皆野町のS様邸にて、屋根の葺き替え工事を進めています。和型瓦撤去・土撤去を終えた後は、屋根の耐久性を左右する「野地張り」と「ルーフィング施工」が重要な工程です。今回は、写真とあわせてその施工内容を分かりやすくご紹介します。

1. 野地張り・ルーフィング施工の必要性と効果

野地板は屋根材を支える土台となる部分で、屋根全体の強度を決める重要な役割を持っています。既存の野地板が劣化しているままでは、どんなに高性能な屋根材を施工しても本来の性能を発揮できません。

また、ルーフィング（防水シート）は屋根の二次防水として、万が一屋根材の隙間から雨水が入っても、室内へ浸入するのを防ぎます。野地張りとルーフィング施工を適切に行うことで、防水性・耐久性が大きく向上し、長く安心して暮らせる屋根になります。

2. 埼玉県秩父郡皆野町 S様邸｜野地張り・ルーフィング施工の流れ

写真の通り、既存屋根を撤去した後、まずは新しい構造用合板を使用して野地張りを行いました。屋根形状に合わせて隙間なく張り、釘のピッチや固定方法にも細かく配慮しています。

野地板が完成すると、次はルーフィング施工です。S様邸では改質アスファルトルーフィングを採用し、軒先から棟方向へと重ね代を確保しながら丁寧に敷設しました。谷部や取り合い部など雨水が集まりやすい箇所は特に慎重に施工し、防水性を高めています。写真からも分かるように、複数の職人が連携しながら作業を進め、仕上がりの精度と安全性を両立させています。