北群馬郡吉岡町で屋根のメンテナンスについてのご質問がありました。
群馬県北群馬郡吉岡町で屋根工事のお見積り依頼がありました。依頼内容が「コロニアルの屋根で20年目なんですけど、メンテナンス時期でしょうか?」とのこと。
屋根の状態を見て、ご質問に答えていきたいと思います!
■コロニアル屋根の状態
こちらが既存屋根の状態ですね。
20年目とのことなので、まあ妥当な状態なのかなといったイメージですね。色褪せや日焼けをしています。
細かく見てみるとクラックがところどころ見受けられます。
これはコロニアルの反り上がりです。浮いてしまっているのがわかるでしょうか?
なぜ、このような現象が起きてしまうのか?それはコロニアルの性質によるものです!
コロニアルはセメントを圧縮して成形されたもので、この材質を保護しているのは表面に塗装されている塗料です。この塗料が紫外線等で劣化していくと防水力が落ちてしまい、コロニアルが水分を含んでしまいます。それが乾くと、反り上がっていきます。わかりやすく例えると「おせんべい」と一緒ですね。濡れて曲がって乾くと、そのままになるのと一緒です。
こちらは棟板金の浮き上がり及び釘の浮きです。
この釘は棟板金の中にある「貫板」という木材下地に打ちつけてあります。木材ですから劣化したら「木が痩せて」いきます。そうすると釘が抜けやすくなってしまいます。
■コロニアルのメンテナンス時期。メンテナンスの合図は?
では、コロニアルのメンテナンス時期はいつになるのか?そして、メンテナンスの合図は?
コロニアルは一般的に「10年前後」がメンテナンスのタイミングとなります。この10年前後での屋根の状態は「劣化がはじまってくるタイミング」となります。基本的に塗装でメンテナンスする場合は完全に劣化する前に施工するのが、ベストです。塗装はあくまでも屋根材の保護がメインなので「屋根材自体の修復をするわけではありません」!
塗装ができないような状態であれば、「カバー工法」か「葺き替え」での施工となります。
上記の写真のような状態であれば、まだ塗装で対応できるでしょう。この状態より経年劣化・傷みがすすんでしまった場合は先ほどの工事を検討しなければいけません。
住宅のメンテナンスは早ければ早いほど費用も安くなりやすく、お家を長持ちさせます。無理のない範囲で計画的に検討してみてはいかがでしょうか?
株式会社浦部住総では住宅のメンテナンスを得意としていますので、お悩み事・お困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください!⇒【無料でお問い合わせ】