みどり市で化粧棟と鬼瓦の取り付け工事をさせていただきました
群馬県みどり市のお客様より、屋根の棟部分の瓦がずれてしまっているので見てもらいたいとお問い合わせをいただき、現状を拝見・お客様とご相談させていただき化粧棟と鬼瓦の取り付け工事をさせていただくことになりました。
鬼瓦とは、日本式建築物の棟（屋根の頂上部分または山になっている所）の端などに設置される板状の瓦のこと。
鬼瓦の起源は、ギリシャ神話で有名なメドゥーサをシリアのパルミラ遺跡にある入り口の上に設置していた文化からきているようです。シリアではメドゥーサを使っていましたが、日本では鬼が代わりとなりました。共通点は恐ろしいものを置くことで、恐ろしいことから、家や家族を守るという考え方です。
今回は、化粧棟【けしょうむね】（棟・主棟からまっすぐ下に降りている棟。下り棟ともいう）の先にある下り鬼瓦【くだりおにがわら】（化粧棟、隅棟の先端に取り付けられている鬼瓦）の取り付け工事です。
鬼瓦は、棟と銅線でつながっています。
まずは、棟を奥の方まで取り外してから、固定用の銅線を下地に固定していきます。下地に銅線を固定したら、鬼瓦と連結します。そして、再度組み上げていきます。
鬼瓦は前述の通り魔除けや、装飾としての役割だけではなく、棟の端部分からの雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。端は、どうしてもつなぎ目ができてしまいますので、雨水が入り込むおそれがあります。そこに蓋をするというイメージです。
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