長野県軽井沢町 急勾配屋根をリフォーム カバー工法 下葺き
急勾配屋根におけるカバー工法とルーフィング施工のポイント
こんにちは、屋根リフォーム専門店の浦部住総です。
今回は「急勾配屋根」のカバー工法におけるルーフィング(防水シート)施工について、現場の写真とともにご紹介いたします。
■ 急勾配屋根とは?
急勾配屋根とは、屋根の傾斜角度が6寸勾配(約30度)以上の屋根を指します。デザイン性が高く、雨水の排水性にも優れているため、雪国や豪雨地帯でよく見られる形状です。
ただし、勾配が急なぶん足場や安全対策が必要で、施工難易度が高い屋根でもあります。
■ カバー工法とは?
カバー工法とは、既存の屋根材(主にスレートや金属屋根)の上から新しい防水シート(ルーフィング)と屋根材を重ね葺きする工法です。
【メリット】
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既存屋根を撤去しないため廃材が少ない
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工期が短縮されコストが抑えられる
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二重構造で断熱・防音効果アップ
■ 急勾配屋根におけるルーフィング施工の注意点
カバー工法の防水性能を左右するのがルーフィングシートの施工です。急勾配屋根の場合、以下の点に特に注意が必要です。
1. 【屋根足場の徹底】
傾斜が急なため、作業員の落下リスクが高くなります。しっかりと屋根足場を組んで施工にあたります。
2. 【ルーフィングの重ね幅】
一般的な屋根よりも雨水の流れが速く、風の巻き上げも強くなります。そのため、ルーフィングの上下左右の重ね幅を十分に確保する必要があります。
3. 【軒先から棟に向かって施工】
ルーフィングは必ず下から上へ、軒先から棟方向へと張り上げていきます。これは水の流れに逆らわないための基本原則です。
4. 【捨て板金・水切りとの連携】
急勾配屋根では雨が一気に流れ落ちるため、軒先や谷部分の捨て板金・水切りとの取り合いも慎重に行います。
■ 下葺き施工後の屋根
■ まとめ
急勾配屋根のカバー工法は、技術と安全管理が求められる施工です。特にルーフィングの丁寧な施工が、後々の雨漏りや不具合を防ぐカギになります。
屋根の勾配に合わせた正しい施工を行うことで、美観と機能性を兼ね備えた屋根に生まれ変わります。
カバー工法をご検討中の方は、ぜひ施工実績のある浦部住総へご相談ください。
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2025年5月17日 投稿者:小口
