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既存のスレート瓦は所々欠けが見受けられ表面にはコケが生えてしまっていました。
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ガルバリウム鋼板材にカバー工法工事しました。新築のような屋根になりました。
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寄居町で屋根カバー工法工事、ソーラーパネル脱着工事、雨樋部分交換工事を行いましたのでご紹介します。
まずは下屋根の点検です。屋根材はグリシェイドのグリーンでスレート屋根材です。屋根勾配は4寸前後です。屋根材の表面はうっすらと苔が生えてしまっていてひびわれも見受けられます。壁側の妻部は捨て谷板金のみの施工になっています。
上屋の点検です。ソーラーパネルの設置が屋根面に対して目一杯に設置されています。谷部分のスレート材にひび割れが見受けられます。下屋と同様にスレート材の表面に苔が生えてしまっていますね。雪止め金物の設置がされています。塗装をするにしろ屋根を葺き替えるにしろソーラーパネルの脱着はしなくてはいけません。
雨垂れしてしまっている部分の雨樋です。黒ずんでしまっている所が雨垂れを起こしています。ぱっと見で垂れてしまっているのが分かるので雨水が溜まりオーバーフローしてしまっているものと思われます。
屋根カバー工法、ソーラーパネル脱着、雨樋部分交換で工事が確定しましたのでリフォーム工事開始です。
まずは既存のソーラーパネルを外し降ろします。
ソーラーの接続箱の電源を切ってからソーラーパネルを降ろします。切らずに配線を外すとパワーコンディショナーの故障の原因になってしまいます。
ソーラーパネルを外すと鳥の巣が出てきました。スレート瓦は表面がざらついているので巣がつくられやすいです。系統数と系統の枚数を確認してからソーラーパネルを外して降ろします。系統の枚数を間違えて配線してしまうとパワーコンディショナーの故障の原因になってしまいます。架台の足の寸法のメモを取り架台を外します。
既存の雪留め金物の撤去です。既存の屋根材の上から下葺きをするので雪留め金物や棟包み板金は撤去します。
下葺きです。使用している下葺き材は日新工業のゴムアスファルトルーフィングカッパ23という製品をしようして下葺き施工をしました。
谷部には本谷板金を取付しケラバ部にはケラバ水切り板金を取り付けします。軒先にはゼロスターター唐草水切り板金を使用しました。ゼロスターター唐草水切り板金はその名の通り既存のスレート瓦の軒出寸法と同様になる水切り板金です。通常の唐草水切り板金を使用すると軒出が15mmほど出てしまいオーバーフローの原因となってしまいます。
屋根材の本葺き作業です。今回使用している屋根材はガルバリウム鋼板材横暖ルーフSという製品を使用して施工をしました。雪止め金物を455mmピッチ千鳥配置での取り付け施工を行いました。ソーラーパネルの設置割り付けをしてソーラーパネルが設置される部分の雪止め金物はソーラーパネル設置の際に高さの問題で潰さなくてはいけなくなるので抜かさせていただきました。
まずは棟包み板金の下地となる貫板を取り付けします。隅棟部の貫板と屋根材の間にすき間が空いてしまいますのでシーリング材で防水処理をします。貫板の設置は棟包み板金の巾に合わせて65mmのビスで取り付けします。
棟包み板金の取り付けです。隅棟と大棟の取り合いや隅棟と谷の取り合いは棟包み板金を加工してすり合わせます。棟包み板金の加工も綺麗に出来ていますね。
ソーラーパネルの架台の設置です。屋根面に対してソーラーパネルが目一杯に設置されていたので架台の設置も既存と同様の割り付けで設置しました。
ソーラーパネルの設置です。元の系統配線と同様に配線を接続しソーラーパネルをつなぎます。
接続箱の電源を入れます。電源が下がっている部分は使用されていない電源です。ソーラーパネルの系統数が2系統なのでパワーコンディショナーと接続されている部分の電源だけをONにします。
雨垂れしている部分の雨樋が垂れてしまっていて雨水が溜まりオーバーフローしてしまっているので部分的に雨樋を交換して受け金具の勾配調整を行います。
約8mの軒樋を交換します。まずは撤去です。
受け感具がステンレス製の金具なので金具を持ち上げて勾配を調整します。受け金具垂れてしまい逆勾配になってしまいオーバーフローしてしまっていました。
雨樋の取り付けです。今回は既存の軒樋がセキスイX70なので現行品ですので同様の製品を使用します。出隅の外曲りの役物から雨樋用の接着剤で取り付けします。集水器は角集水器なので軒樋は縁切りせずに軒樋がストッパーになるように軒樋を加工して取り付けします。
軒樋のジョイント部分は軒継手という役物部材を雨樋用の接着剤で繋げます。軒樋の勾配も芯から両端に向けて振り分けて調整を行いましたので雨水が溜まってオーバーフローすることもなくなります。
投稿者小口 2023年7月20日
工事のきっかけ
築年数21年でそろそろメンテナンスを考えているとの事でお問い合わせをいただきました。