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漆喰が剥がれていて心配だったので依頼しました。
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丁寧な対応で、着工まで養生もしていただき安心して工事をお任せすることができました。
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佐波郡玉村町で棟瓦の取り直し工事を行います。築27年で既存屋根は和形が使われており和風で渋くカッコ良いのですが、屋根に上らずとも見えるほどに漆喰が剥がれ落ちてしまっています。丸瓦の下に熨斗瓦が四段積まれているんですが、これでは地震が来た時に熨斗ごと崩れてしまう可能性があり非常に危険です。お客さんも不安げにしていたので棟ごと解体し棟金具となんばんを用いて新しい物に積み替える棟瓦の取り直し工事をご提案しました。
まずは既存瓦の撤去です。番線(針金)を切り釘を外し丸瓦、熨斗瓦の順に外していくと昔のお家なので漆喰のみならず葺き土(粘土)が出てきました。平部はそのまま使い続けるので土のう袋に詰めて出来るだけ平瓦を汚さないようにします。この撤去作業が中々の重労働です。
しっかりと撤去を終えたら既存には付いてなかった強力棟金具を垂木に910㎜ピッチで取り付け耐震性を大幅に上げます。棟金具が付いてるのと付いていないのではかなりの差が生じます。垂木なりに施工すれば通りは真っ直ぐになり、高さは棟金具で調整できるのでスムーズに進みます。強力棟金具を付けたらそこに野縁という木材を固定していきます。この野縁が最後に丸瓦を釘留めする土台になります。そして現調時に割れている瓦を二枚発見していたので交換してあげました。着工まで念のため養生をしておいたのですが、そういったとこからもお客さんの信用を得る事が出来ています。
野縁を付け終えたら黒のなんばんを詰めていきます。今では粘土を使わずなんばんだけで仕上げる事がほとんどです。白のなんばんもあるんですが値段が高く、耐久性に差はないですし白を使ってもいずれ黒ずんできてしまうので最初から黒のなんばんを使う事をオススメします。
これがなんばんです。封を開ける前に足で踏みつけ、ほぐしてから使用します。冬期は不凍液入りの物で凍るのを防ぎます。
なんばんを詰め終えたら七寸丸を被せ、先程の野縁に釘で固定していき完成になります。熨斗があると見た目は凄くかっこ良いですが棟金具を入れ、なんばんだけを詰め、丸瓦のみで仕上げる事で以前より遥かに屋根にかかる負担が減り、強度が増し、耐久性を上げる事ができます。お客さんの不安を取り除く事ができ、綺麗になって良かったです。
工事のきっかけ
漆喰の剥がれが目立ち、地震での棟倒壊を心配していたので撤去し棟金具、なんばん、七寸丸での棟瓦取り直し工事をご提案しました。