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棟包み板金を固定している釘が浮いてしまっていたり棟包み板金が浮いてしまっています。
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下地材も新たにしたのでこれで心配ありませんね。
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埼玉県上里町でスレート屋根の棟包み板金と下地材の貫板の交換工事を行いましたのでご紹介します。
現地調査の様子です。
屋根材はスレート材で棟包み板金で納めてあります。細かく見てみます。
棟包み板金を固定している釘がういてしまっていてめくれてしまっています。これでは台風などの強風時に飛んでしまう恐れがあります。一度塗装をされているとの事でしたが棟包み板金の交換工事などは行っていないとの事でした。
手でも簡単に持ち上がってしまいます。下地材の貫板も経年劣化が見受けられますね。また固定釘はストレート釘を使用していて下地材が経年劣化してしまっているため風などの振動で釘が出てきてしまっているものと思われます。
次に作業の様子です。
まずは既存の棟包み板金の撤去からです。棟包み板金を固定している釘を撤去します。
抜いた釘は落とさないように腰袋に入れます。道路などに落としてしまい車や自転車、バイクなどが踏んでしまうとパンクしてしまいますので確実に回収します。元々の施工はとても丁寧でキレイに納めてあります。これだけキレイに納まっているのにストレート釘を使用している為に釘が振動で浮いてきてしまっていて少々もったいない施工ですね。
さて棟包み板金を撤去し終わったら次に下地材の貫板を撤去します。貫板は75㎜の釘で固定されていましたのでこの釘も落とさないようにしっかり腰袋に入れて回収します。夏場の屋根の上は暑くて堪えます。水分補給、塩分補給をしながら体調管理しながら作業を行います。
下地材の貫板の撤去完了です。中々棟のm数もありますので撤去作業だけでも一苦労です。
棟包み板金の下地材となる貫板を設置します。貫板は65mmのビスで固定するのですが一昔前のスレート材はアスベストや石綿が含有されていたため表面の硬度が高くなっています。なのでビスで固定するのにもドリルで下穴をあけてからビスで固定します。この下穴もスレート材だけで野地までいってしまうとビスが効かなくなるので慎重に作業します。
下地材の貫板の設置完了です。
貫板とスレート材の隙間にシーリング材で防水処理をします。
軒先部分は棟包み板金を剣先加工して納めます。屋根勾配によって剣先の角度が変わるので注意して加工します。
板金同士の継ぎ目にはシーリング材を入れてスクリュー釘で棟包み板金を固定します。
三又部分などの板金が重なる部分にマスキングテープを貼りシーリング処理をします。
こちらはお施主様の希望で釘頭シーリングを行いました。
これで棟交換工事完了です。
工事のきっかけ
風が吹くとカタカタと音が鳴るとの事でお問い合わせをいただきました。