瓦屋根の雨漏り修理、棟の漆喰工事をさせていただきました。
群馬県高崎市で瓦屋根のお宅の雨漏り修理と、棟の漆喰工事をさせて頂きました。
棟(むね)とは、屋根面が接合する部分のことで、位置と構造により、大棟(おおむね)・降棟(くだりむね)・隅棟(すみむね)などの呼び方があります。
棟は風雨の当たりも激しいので、瓦葺き(かわらぶき)のときは
熨斗瓦(のしがわら)という屋根の棟に来る雨水を表側と裏側に流すために積まれる瓦を重ね
雁振瓦(がんぶりがわら)という屋根の棟(むね)の頂部を覆うための半円形あるいはこれに近い形の瓦
をかぶせ、厳重に緊結します。隙間は漆喰で埋めることによってより強固な棟を形成することができます。
屋根漆喰には、屋根裏へのほこりや虫の侵入防止、それに湿気を防ぐ役目があります。
棟は、屋根の接合部分になりますので、風の被害をとても受けやすい場所です。特に築年数が多い家ほど、知らないうちに棟に強風の影響による劣化が現れやすくなります。そのまま放置すると、雨漏りなどの被害につながってしまうので、早めの処置を行いましょう。
雨漏りの原因はルーフィングシートと呼ばれる防水シートの経年劣化でした。
雨漏り箇所の野地板とルーフィングシートの交換工事をさせていただきました。
※瓦屋根の基本的な構造と説明は、こちらの記事をご覧ください。
ニュースで、先日の台風15号の影響での屋根被害を多く目にいたしました。
自然災害による被害を最小限に食い止めるためにも、定期メンテナンスを行うことをお勧めいたします。
末筆ではございますが、先日の台風15号により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます。