屋根の雨漏りで捨て谷・野地板・ルーフィング・瓦桟の交換工事
群馬県渋川市に雨漏り修理にお伺いさせて頂きました。
雨漏りの原因は
①捨て谷(すてだに)の劣化
捨て谷とは、屋根に瓦を葺く前に、屋根と壁が取り合うところ(屋根の表面からは見えないよう作られた集水加工された部分)に、雨が進入しないよう板金の水切りを取り付けます。この水切りを捨て谷と呼びます。壁際に金属板を敷き、万が一雨水の浸入があったときの防止策の役目を果たします。
②ルーフィングシートの劣化
瓦屋根の基本的な構造は、
垂木 → 野地板 → ルーフィングシート → 瓦桟 → 瓦
の順で構成されています。
垂木(たるき)とは、屋根に傾斜をつける木材のことです。一般的には屋根の一番高い箇所(棟)から下方向(軒)へ長い木材が使用されます。
野地板(のじいた)とは、垂木の上に設置される板状の部材のことです。ルーフィングやスレート、瓦などの屋根材を後で載せる下地材となります。
ルーフィングシートとは、屋根本体の下に敷く「屋根の防水シート」のことで下葺き材(したぶきざい)ともよばれます。
瓦桟(かわらざん)とは、瓦を固定するために必要な土台で、野地板に打ち付ける木の桟を指します。瓦桟には、瓦の重なりを等しくし、水の侵入を防ぐ役割と、瓦がずり落ちないようにストップする役割があります。
今回、お客様とご相談の上、捨て谷・野地板・ルーフィング・瓦桟の交換をさせていただきました。
屋根は普段、間近で目にする機会が少ないので何かと忘れられがちですが、屋根に不具合があると建物全体の耐久性にも大きな影響を与えてしまいます。
「あれ?」っと思ったら、浦部住総までお気軽にご連絡ください。ご相談・お見積り無料です。