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地元の業者を探していたところちょうどチラシが入っていたので見積もりを依頼。現状確認してもらったところ葺き替える事を提案されました。
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塗装と比べ見た目の仕上がりもよく、メンテナンスも必要ないとの事でとても安心しています。ガルバリウム鋼板にして良かったと思ってます。
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こちらの写真は施工前の写真ですね。コロニアル材が所々浮いていたりひび割れしていたり中には欠けてしまっている所も見受けられます。
お客様いわく雨漏れも心配なのですが、もし欠けた破片が落下して人に当たってしまい怪我をしたり車に当たって傷付けてしまったりしたら大変という事で今回カバー工法施工での上葺きに決心なされたそうです。
まずは雪止め金具と隅棟板金、大棟板金の撤去です。雪止め金具は釘で打ち付けてあるためサンダーを使っての撤去となります。雪止め金具は雪が積もって溶けた時に一気に落下しないようにするためのとても重要な役割を果たしています。
棟包み板金はすべて釘でとまっているので釘をすべて抜きばらしていきます。棟包み板金の下には貫という木材が打ってありそちらも撤去していきます。今の時代はビス打ちするのが当たり前ですが昔は釘で留めるのが主流だったようですね。
雪止め金具の撤去と棟板金の撤去が終わったら次は野地貼りです。今回は野地板をコロニアル材の上から貼る手法でやっていきます・野地板をコロニアルの出と面にしていきます。隅棟、大棟、谷、ケラバ。フルセットに近いぐらいのの屋根の形状なのでカットするのも一苦労ですね。特に隅棟と大棟と谷は芯がズレると板金の納まりが悪くなるので慎重かつ丁寧に貼っていきます。
ケラバも通りが真っすぐじゃないといけないのでおおめに野地を出して墨を出しこちらも曲がらないように慎重に切っていきます。野地板が屋根の基本になるのでとても重要な工程です。隅棟の隅芯、谷の谷芯、大棟の棟芯はズレると板金の芯がズレるので納まりが悪くなります。
野地貼りが完了したら次はルーフィングによる下葺き作業です。ルーフィングは雨や結露から野地を守る為の防水シートなのでとても重要な役割を果たしています。まず谷があるので谷部に捨て貼りを流します。マニュアルでは谷芯から250mm以上となっていますがうちは毎回真物のルーフィングの芯を谷芯に合わせて谷芯から500mmで施工しています。寄棟系の屋根のルーフィングは一段ずつ一周していくのが基本です。上下重ね100mm以上。左右重ね300mm以上。隅棟部隅芯から100mm以上。大棟部棟芯から250mm以上。大棟のルーフィングは棟芯から250mm以上三重に巻くのが基本です。谷部谷芯から200mm以上。谷のルーフィングはカットした部分が出てはいけないので上下の重なりの間に収まるように伸ばします。上のルーフィングが下のルーフィングに被る。当たり前の事ですね。
次はいよいよガルバリウム鋼板による本葺きです。とその前に軒先とケラバに唐草板金。谷には谷板金をつけていきます。この板金達をつけてあげない事には本葺きはできません。すべての板金は水から屋根を守りなおかつ雨樋に適切に水を流す役割を果たしてます。とても重要な存在ですね。さて本葺きです。カバー工法でおなじみのガルバリウム鋼板です。やっぱり千鳥葺きが一番キレイですね。ガルバリウム鋼板のメリットは軽く丈夫で金属なのに錆びにくく、耐食性はステンレスには劣るもののステンレスより遥かに安価。構造上金属板同士を咬み合わせて施工するので風災に強いといったことが挙げられます。施工するのに注意する点は板金なので傷が付きやすく折れやすいというとこと横と上下の噛み合わせをしっかり咬ませるというとこです。咬み合わせがしっかりしていないと風災時飛ばされる危険があるので要注意です。
平葺き作業が終わったら棟取りです。まずは貫を打ちます。貫は棟包み板金を留めるための下地の木材になります。貫を打つ際に気を付ける事は幅です。貫同士の幅が狭いと棟包み板金を留めるのに釘が貫に利かなくなり風災などで棟包み板金が飛ぶ原因になるります。また幅が広すぎると棟包み板金が被らなくなりそのまま施工すると釘が貫に留まらずこれも風災で飛ぶ原因になります。そのために隅芯を出して貫を仮置きして棟包み板金の芯と隅芯を合わせて貫を棟包み板金に当てて65mmのビスで隅木に固定していきます。
最後に棟包み板金を被せていきます。棟包み板金は水返しの垂を50mmカットしてかませていきます。重なりの部分にコーキングをいれます。釘留めは300mmピッチで留めていきます。全ての棟包み板金の釘を留めたら屋根工事完了です。最後に足場をばらして全ての工事が完了します。もし屋根の事で困っている事があれば気軽にお問い合わせください。
工事のきっかけ
割れた瓦が落ちてきたとゆう事で屋根点検させてもらいコロニアル材の劣化状況が激しくひび割れ破損が多々見受けられ葺き替えでも割とお手軽なカバー工法をご提案させていただきました。