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埼玉県熊谷市妻沼で外壁張り替え・付帯部塗装・波板交換工事を行なった現場です。着工日に足場の組立を行い翌日からまずは既存の外壁材を剥がして撤去していきます。
既存の外壁材は金属系のサイディングボードです。ハンマーやバールで釘を抜いて一枚一枚剥がしていきます。金属サイディングの裏側には石膏ボードが入ってるので、金属部分とボード部分にそれぞれ分けて処分します。
テラスなどがあって一気に剥がせないところはサンダーで切れ目を入れ切断してから剥がしていきます。サンダーを使う際は、飛び火や破片が目に入らないよう安全の為に保護メガネをかけて行います。
外壁材を剥がすと下地があって、更にその下には断熱材が敷き詰められています。これはそのまま活かして使うのでこのままにしておき、必要のないような下地材等は撤去しておきます。
お客さんは日常通り生活してるので外壁を剥がしてそのまま帰る訳にはいかないので、剥がしたところから透湿防水シートを張っていきます。
使用したのはKMEWさんのウォーターガードⅣという防水シートで、風によるバタつき音が少ないソフトタイプとなってます。タッカーで下地に対して留めていき、ジョイントは上下左右しっかり重なりしろをとります。
正面の玄関廻りが少し残りましたが、他は一日で透湿防水シートまで張り終えました。石膏ボードのカスや小さな釘が落ちてると危ないので、最後に家の周りを綺麗に掃除してから帰ります。
次に、外壁を張る前に付帯部の塗装をしておきます。まずは、塗装をする前にケレン作業です。外壁張り替え中は高圧洗浄ができないので、マジックロンや紙やすり、カワスキといったケレン作業用の道具で汚れを落としたり目粗ししたりして、この後塗る塗料との密着性を良くしてあげます。
軒天井に関しては現在、木目調の材料が張られていて白に塗りつぶしをするため、根気よくケレンします。
雨樋は、目粗しして表面を傷付けてあげることでペンキの乗りが良くなるので、マジックロンでケレンしてあげると良いでしょう。塗装工事において、どんな素材を塗るのにも下地処理が一番大切な作業なので、面倒くさがらず怠らないでキッチリ行うようにしてください。
こうしてやっと塗りにはいることができます。先に、軒天井の入隅部分(外壁との取り合い部)を刷毛でひろっておき
その後にローラーで塗りつぶしていきます。
それから、破風板(鼻隠し)~雨樋~雨戸(戸袋)~と、外壁以外の細かな塗り物を全て塗装していきます。状態にもよりますが、付帯部の塗装は基本的に2回塗りで行っています。
最後に、見積りには入ってませんでしたが、ついでなので玄関前の支柱も塗装して綺麗にしておきました。これで外装全部が新築のように生まれ変わることができます。
ちなみにですが、サッシなどの開口部廻りには防水テープを貼り、万が一の漏水を防ぎます。
塗装が終わったら再び外壁張りの方に取り掛かります。まず、既存には無かった土台水切りを基礎コンクリートと外壁材の間に廻るように取り付け、下から外壁材を張っていきます。使用した外壁材はリーガストーン調VというニチハさんのVシリーズの中の材料でランダMGラテというデザインです。
横張り仕様の場合、縦方向にジョイント(つなぎ目)がくるのでコーキングを打つ必要があります。その際、3面接着を防ぐためにジョイナーという部材を外壁と外壁材の間に取り付けます。
通気金具工法を用いて施工してるので、開口部上段には胴縁を打ち釘止めする必要があります。
通気金具工法の場合、最下段と最上段、開口部廻り以外には釘やビスを使用しないので外観がより綺麗に見えます。逆に言うと、最下段や最上段には釘やビスを打つ必要があるので壁の色と合わせてタッチアップします。
そして最後に、ジョイナーを入れた目地部分やサッシ廻りにコーキングを打設すれば外壁張り替え工事の完了となります。
リーガストーン調Vならではの細かいスリットの造形が硬質感を生み、シックな小端積柄が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。工期が思ったよりかかってしまいましたが新築のような見栄えになり、綺麗になって良かったです。
工事のきっかけ
時期的に考え出し、お客様が同業者だったので弊社の施工内容と金額に満足してくれて任せていただく事となりました。