伊勢崎市にて工場の屋根に高所作業車でポリカ波板を張りました
先日、伊勢崎市にある工場の石綿(アスベスト)含有スレート波板を撤去した現場です。
本日は、新しくポリカーボネート波板を張っていく作業になりますのでご紹介します。
まずは、既存と同じように波板に雨樋の樋受け金具を先に取り付けておきます。
波板の重なりを計算し樋受け金具の位置を決め、インパクトドライバーで穴を空け、ボルトとナットで上下から固定します。
そしたら高所作業車にポリカ波板を積み、端から張っていきます。
鉄骨ビスに傘が付いてる頭が8㎜の金具で締めます。
一番端を張り終えたら、次に予め加工しておいたケラバ板金を取り付けます。
L型になっているので、側面からの雨水の侵入を防ぎます。
3.4枚ほど張っていたら棟板金も同時に進めていきます。
屋根が片流れなので、片棟と呼びます。
ケラバも片棟も鉄骨ビスで下地に留めています。
先に付けておいた軒先の樋受け金具もしっかり勾配がとれつつ、均等なピッチで配置されています。
あまり波板を張り進めてしまうと後々、軒樋の取り付けに苦労するので、この辺で1本だけ付けておきます。
雨樋用の速乾接着剤で軒樋の端に止めを固定します。
そしたら軒樋を流し、樋受け金具でガッチリと固定します。
足場は組んでなく、ポリカ波板は強く踏むと凹む事もあり、とても不安定な中で作業をしてるので、足元には十分に注意して行います。
残り2枚のとこまできたら端を先に張り、またケラバ板金を取り付けます。
出隅の2箇所は棟板金で重箱を作り雨が入らないようになってるので安心です。
最後の一枚は下からでは張れないので、波板の上に足場板を流し、波板が割れないように作業しました。
重なりは横方向は山2つ、縦は300㎜以上とり、一枚に対して縦3つ横3つの、計9つビスを打っていますので、風で飛ばされる事もないでしょう。
日も暮れてきましたが、最後に残りの1本軒樋を取り付けて、屋根の張り替え工事は完了になります。