高崎市にてスレート屋根の調査。まさかのタスペーサーが・・・
群馬県高崎市へスレート屋根の現場調査に来ました。
何年か前に一度塗装をしてるそうなんですが、また傷みが見えてきたので増税もありますしそろそろ…という事でお話をいただきました。
ハシゴとスケールを持ち気合い入れて向かい、いざ屋根に上ってみたら…
なんとビックリしました。
こちら上屋なんですが、タスペーサーがスレートのジョイント部分に差し込んでありました。このスレートの横幅が910㎜なんで、本来は端から150㎜程空けスレート1枚に対してタスペーサーを2ヶ所差し込むんですが、こちらは真ん中とジョイント部に差してあり、施工不良を目の当たりにしました。これまで何も問題なく過ごせてきたらしいので良いものの、本来であればよろしくない工事内容ですね。
スレートは薄くて軽いので今後、屋根工事をしていくのに屋根を歩いてたら割れそうで怖いです。
前回の塗装時にヒビ割れを補修したであろうヶ所も、全体的に透けて浮き彫りになり見えてしまっています。色褪せや劣化も激しいので、今回は塗装ではなくカバー工法でのご提案をする事にしました。
こちらは下屋根になるんですが、上屋だけでなく下屋も全く同じ状況でした。
コケも生え、見ただけで水分を保ってしまっているのが分かります。
スレート屋根のお家は非常に多いです。今回のような施工、悪い工事とは言いませんが、決して良い工事とは言えません。スレートに限らず、屋根工事を頼む際は業者選びを間違えないようにし、しっかりと見極めるようにしてください。